習い事として人気の「ロボット教室」。気になるものの、他の習い事に比べると高額な費用に躊躇してしまった方も多いのではないでしょうか。実際に通わせてもどのような能力が身につくのか分かりにくく、もしかして意味がないのではないかと不安にもなりますね。
しかし、ロボット教室は今注目のSTEAM教育を取り入れた、非認知能力の成長が期待できる習い事なのです。
「ロボット教室」で何をするのか
ロボット教室では、どのような流れでロボットを組み立てていくのでしょうか。ただの工作教室との違いや、プログラミング教室との違い、さらにロボットを組み上げることで子どもたちは何を学べるのかを知りたいですよね。
ロボットキットを使って組み立てる
各ロボット教室には、独自のテキストとロボットのキットがあります。ロボットキットは、ロボットクリエイター監修のものやレゴを使用したものなど、その特徴はさまざまです。入会時にロボットキットの購入が必要ですが、教室によってはキットをレンタルできることもあり、その場合は初期費用が安い反面、家に持ち帰れないというデメリットも。
このロボットキットを使用して、構造やギアの動きなどを確認、理解しながら作業をしていきます。
一度ロボットの基本形をテキスト通りに組み上げてみます。さらに次は、自分で考えてカスタマイズをしたロボットも組みます。
キットを購入している場合は、家に帰ってからもいろいろと試せるので、独創性のあるロボットをどんどん作りだすことができ、ものづくりが好きな子は夢中になれる習い事です。
高学年になるとプログラミングもできる
低学年の間はモーターやギアを使ってロボットを動かすのですが、高学年になると、さらにプログラミングで動きを制御する方法を学びます。
プログラミングと言ってもパソコンではなく、タブレットを使用する場合が多いようです。ITの知識や技術を学ぶというより、より直感的にロボットへの命令がプログラムできるような工夫がされています。
また、プログラミングの導入と共に、センサーも使用するようになると、さらにロボットの動きを緻密に制御できるようになっていくでしょう。
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「ロボット教室」で身につくこと
月2回、もしくは4回ほど実施されるロボット教室に通わせることで、子どもにどのような能力が身につくのか気になりますよね。実は、ロボット教室は今話題の「STEAM教育」を取り入れた、とても考えられた習い事なのです。
STEAM教育で非認知能力が伸びる
「STEAM教育」とは、「Science(科学)」、「Technology(技術)」、「Engineering(工学)」、「Art(芸術)」、「Mathematics(数学)」のそれぞれの頭文字を組み合わせた言葉です。
各分野に必要とされる好奇心や発想力、空間把握能力、表現力、そして論理的思考などの能力を伸ばし、分野を横断して問題解決力を身につけることを狙いとしています。
ロボット教室では、ロボットの組み立てを通して、課題を見つける力、経験から解決する力、さらに自分でアレンジをして表現する力などが身につきます。
ロボット作りを通して失敗を恐れなくなる
ロボット作りはトライアンドエラーの繰り返しです。失敗を重ねること、つまりたくさんの経験を通して解決策を見つけていきます。失敗をしないと先に進めないので、失敗を怖がらなくなります。
むしろ、課題を解決するための粘り強さや、やり遂げる力が身につき、すべての問題を解決してロボットを完成させたときの達成感から、自己肯定力の向上も期待できます。
失敗することを恐れてさまざまなチャレンジができない子も多い中、失敗を恐れず解決しようと奮闘できる力が身につくロボット教室は魅力的です。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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