これって何のマーク？育児に関する三つのピクトグラムを解説！

ピクトグラムってご存じですか？ピクトグラムとは絵文字や絵記号のことであり、人々に場所や位置についての情報を知らせたり、注意を促したりする標識のようなものです。非常口やお手洗いのマーク、エレベーターや車いすマークなどがパッと頭に思い浮かぶのではないでしょうか。ここでは、そうしたピクトグラムについて、特に育児に関するマークを取り上げていきたいと思います。

知っておきたい！授乳室のピクトグラム

赤ちゃんを連れてのお出掛けとなると、授乳室がある施設でないと不便ですよね。しかも、授乳が必要になるのは急を要することが多いので、ピクトグラムなどで分かりやすく場所が表示されていると、ママはとても助かるでしょう。また、ママもすぐに授乳室の場所が分かるように、授乳室のピクトグラムを普段からよく知っておくと、いざという時に便利ですよ。

「哺乳瓶の絵」の授乳室ピクトグラム

もっとも一般的で、多く使われているマークとして知られているのではないでしょうか。哺乳瓶の絵がななめになっていて、少しだけミルクが入っているような絵のピクトグラムです。または、赤ちゃんが座って哺乳瓶でミルクを飲んでいるようなピクトグラムもあります。しかしこれに関しては、授乳室は母乳をあげる場所であるため、哺乳瓶の絵はふさわしくなのではないか、との意見もあるようです。

「赤ちゃんの絵」の授乳室ピクトグラム

おむつをはいている、赤ちゃんのイラストのピクトグラムです。このイラストは見ればすぐに乳幼児と分かるため、授乳室に限らず、乳幼児用の施設であることを表現しているピクトグラムです。例えば、おむつ交換台などもそこに設置されていたりします。授乳と一緒におむつも交換することが多いため、このマークを見つけるとママはなんだか安心しますよね。

「母乳を飲ませている絵」の授乳室ピクトグラム

これは、ママが赤ちゃんを抱っこしているイラストのピクトグラムです。海外では、授乳室用にこのピクトグラムが多く使われているようです。授乳というと、哺乳瓶よりも母乳というイメージが強いからでしょう。母乳育児の国際的なシンボルマークにもなっています。街で何気なく見かけるピクトグラムにも深い意味が、隠されていることがあるのですね。

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「妊婦や乳幼児連れママ優先」のピクトグラム

バスでも電車でも、優先席は必ずありますよね。駐車場にも、車いすのマークが描かれている障害者専用駐車スペースがあります。現在ではこうしたものと同様に、妊婦や乳幼児連れのママを対象にした専用設備が設けられているところもあり、それがピクトグラムで示されています。

「妊産婦用優先設備」のピクトグラム

これは、おなかの大きな女性を描いたピクトグラムです。おなかに赤ちゃんがいることが一目で分かります。駐車場では、車いすのマークが描かれたスペースがありますよね。実はこのスペース、障害者の方だけではなく、妊産婦やけが人の方も利用して良いスペースなのですが、あまりよく知られていないのが現状です。そこで最近では、この障害者専用駐車スペースに、妊産婦優先設備のピクトグラムが掲示されていることも多いようです。

「乳幼児連れ用優先設備」のピクトグラム

大人が乳幼児を抱っこしている絵のピクトグラムです。これは、2014年に経済産業省が、今後開催される東京オリンピックなども考慮して、外国人観光客向けに新たにJIS（日本工業規格）に追加したピクトグラムです。そのため、まだ街中で見かけることは少ないかも知れませんが、これから、駅やデパート、観光施設で目にする機会が多くなることでしょう。外国人観光客だけではなく、小さな子どもを連れたママには、こうした乳幼児連れ用の優先設備が増えてくれるのはありがたいですね。

「妊産婦・乳幼児連れ優先席」のピクトグラム

これは、おなかの大きな女性が椅子に腰かけているピクトグラムと、大人の膝の上に子どもをのせて二人が椅子に腰かけているピクトグラムです。よく、電車やバスの優先席で見かけますよね。その他、交通機関以外にも、スポーツ観戦やコンサート用のドームにも、妊婦や乳幼児連れ優先席があるのをご存じでしたか？これは、その施設によって、設置されているかいないかが異なりますので、お出掛け前によく確認していくと良いでしょう。

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