赤ちゃんのうんちは、健康のバロメーターといわれています。毎日うんちの状態をチェックして赤ちゃんの健康管理をしましょう。口にするものや成長とともに少しずつ変化していく赤ちゃんのうんち。その特徴を知っておけば、ちょっとした変化にも気づくことができますよ。押さえておきたいポイントをさまざまな角度からご紹介していきましょう。
生まれて初めてするうんち
赤ちゃんはママのおなかの中ではうんちをしません。しかし、羊水を飲んだ赤ちゃんの腸内にはカスがたまった状態のため、生まれてすぐにうんちをします。生まれたての赤ちゃんはどんなうんちをするのでしょうか。
生まれたての赤ちゃん うんち「胎便」
赤ちゃんが生まれて初めてするうんちのことを「胎便(たいべん)」と呼びます。多くは出生後24時間以内に胎便が排出され、2~3日かけて出し切ります。においはほとんどありませんが、粘りが強く、緑がかった黒色をしているので、びっくりするママも多いはず。ママのおなかにいたときに飲んだ羊水や胆汁、脂肪などの老廃物が胎便になります。その粘りのせいでおしりに汚れが残りやすいので、きれいに拭いてあげましょう。
胎便の後の「移行便」
胎便の排出が終わった後は、「移行便」と呼ばれるうんちが2~3日ほどかけて出るようになります。移行便は胎便より黄みがかっており、粘りも少なくなってきます。
移行便の後の「乳便」
母乳やミルクを順調に飲み始めると、移行便の後に「乳便」が出ます。色は白っぽい黄色で、緑がかっていることもあります。水分が多く柔らかいうんちで、酸っぱいようなにおいがします。一日に何度もすることがあるので、おしりのケアはしっかりとしてあげましましょう。
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母乳やミルクだけの新生児から離乳食を食べる1歳になるまでの赤ちゃんのうんちはどのように変化していくのでしょう。うんちの状態から赤ちゃんが健康かどうかわかります。健康時の赤ちゃんのうんちを把握しておくことが大切です。
0~3カ月の赤ちゃん うんちの色や形状は?
生後0~3カ月頃の赤ちゃんのうんちは水っぽく、黄色や緑色で、やや酸っぱいにおいがします。うんちの中に白いツブツブが混じることがありますが、消化しきれなかった母乳やミルクに含まれていたカルシウムや脂肪なので心配ありません。また、うんちの中に腸の粘膜が混じり、鼻水状のネバネバしたものが見られることもありますが、よくあることなので特に問題ないでしょう。
4~6カ月の赤ちゃん うんちの色や形状は?
生後4~6カ月頃の赤ちゃんのうんちは茶色で、やや硬くなり、大人のものと同じようなにおいに近づきます。離乳食開始直後は、おなかがゆるくなったり便秘になったりしますが、一時的なものなので特に心配する必要はありません。離乳食の進み具合によって、うんちの色や状態も変化していきますので、経過を観察することが大切です。
7~12カ月の赤ちゃん うんちの色や形状は?
生後7~12カ月の赤ちゃんのうんちはさらに大人と同じようなうんちに近づきます。ただ、離乳食以外に母乳やミルクをよく飲んでいる赤ちゃんのうんちは、まだゆるめで酸っぱいにおいがすることもあります。まだまだ消化器官が未熟なため、色の濃い野菜などの色がうんちに現れたり、消化しきれず固形物が混じったりすることもありますが、小さく切るなど調理法を見直すことで改善されるでしょう。
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小学生と高校生の2人の男の子の母です。海の近くに住んでいます。
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