マラソンが苦手なうちの子ども。教えておきたい走り方

子どもと楽しむマラソントレーニング

家族でマラソン
マラソンは、動きを持続する能力を伸ばすための運動です。学校では、無理のないペースで5~6分走ることを目標に実施することを推奨しています。タイムをはかりながらグラウンドを周回したり、校外を走ったりする学校もあり、苦手な子は「学校に行きたくない」と思うことも。子どもと一緒に楽しみながらトレーニングをして、苦手意識を克服しておきたいですね。

ご褒美やお楽しみを目的に

習い事や塾の帰りにおやつを食べたり、何かを買ってもらったり、というご褒美体験は、子どもにとってうれしいものです。パパやママにも経験があるのでは?もともと苦手意識がある子に、マラソンを好きになってもらうのは至難の業。まずは、鼻の先のにんじん目当てでもかまいません。続けることで心肺機能もきたえられ、少しずつ走ることが楽になってきます。「おいしいスイーツのお店まで走ろう!」「公園まで走って行ってあそぼう!」など、子どもの好きなことと関連付けてトレーニングをすすめましょう。

目に見える成果が達成感に

学校の授業でも取り入れている手法として、「成果の視覚化」があります。例えば、日本地図を用意して走った距離を記録し、地図上で日本縦断を行う、といったやり方です。もちろん距離の計算は実際のものではなく、子どもの年齢や体力にあわせたスケールにします。色を塗ったり、シールを貼ったり、自分のやりとげたことが目に見える形で表示されると、やる気も持続します。「できた!」という自信を持たせてあげることが大事です。

おわりに

大人でも、苦しいのを我慢してただ走るのは、楽しいことではありません。子どもならなおさらです。無理に練習をさせてますます苦手意識が高まらないように、楽しい演出を工夫してみてください。箱根駅伝や大きなマラソンの大会を見るのも面白いかもしれません。「練習したら?」という声かけだけでなく、なるべく一緒に取り組みましょう。その際は、大人と子どもの体格差を考慮して並走は避けたほうがよいでしょう。

※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。

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