保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。 3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。 生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/保育記事監修者プロフィール:伊藤美緒先生
保活での情報収集作業において、大きなウエートを占めてくるのは「園の見学」でしょう。ただ、どれだけしっかりと入念に見学したとしても、結局のところ内定をもらった園に通うしか道はありません。そのため保育園を探す際には、「見学する派」と「見学しない派」に分かれます。今回は保育園を見学することなく選ぶ、その理由や選択基準などを紹介します。
保育園を見学せずに選ぶ理由とは?
保育園を選ぶにあたって、いろいろな保育園を見学する人もいますが、実際は保育園を見学することなく選択する人もいます。見学することなく保育園を選ぶお母さんたちは、どうして見学に行かないのでしょうか?その理由を紹介します。
保育園の見学に行く時間が割けない
保育園を探すお母さんたちにとっての一番の理由は「見学に行きたい気持ちはあるけれど、時間がない」というものかもしれません。そういったお母さんは仕事をしていたり乳幼児がほかにもいたりするかもしれないので、仕方がない場合も多いです。また、忙しいので子どもを通わせる保育園は自宅から近いところが一番いい、と考えることもあるようです。
周りの情報から合った保育園を選ぶ
自宅の近所に住んでいる友達や、その保育園に子どもを通わせている親からの情報で十分判断できる、という人もいます。現代のインターネット社会においては、ネットで検索してもその保育園の口コミを見ることができますよね。その中で自分たちの環境や希望に合っている保育園を選ぶ、というのもひとつの選択肢かもしれません。
子どもに合う合わないは、親次第かもしれない
まだまだ小さい子どもは、初めのうちは慣れない環境であったとしてもすぐに適応してくれると言います。保育園が子どもに合うのか合わないのか、というのは親の子どもに対する声掛け次第でどうにでもなるかもしれません。結局のところ子どもに合うかどうかは、たとえ見学に行っても判断できない、という考えもあるようですよ。
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見学しない派の保育園を選ぶ判断基準は?
実際に保育園を見学することなく選択する場合、なにを基準に判断すればいいのか、なかなか分からないと思います。ここではおすすめの判断基準を紹介します。これだけでぴったりな保育園を見つけられる!と決まっているわけではないですが、参考にしてみてください。
その保育園に園庭があるかどうか
待機児童を解消するために認可保育園の規制が緩和されたことで、園庭を持たない保育園でも近所に公園がある場合、認可保育園として認められています。園庭を持たない分毎日、いろいろな公園で遊べたり、公道を集団で移動するときのルールが身に付いたりするなど、よい面もたくさんあります。でも、保育園に庭があれば、気軽に外で遊べますね。例えば、天気が微妙な日でも、短時間だけパッと外に出て遊べる、というのは大きな魅力です。
ひとクラスにおける人数も考えてみる
保育園に通うと、小学校に入るまでの平日の日中は、ほぼ同じメンバーで過ごすことになるでしょう。もしかしたらお互いになんとなく気が合わないな、という相手が出てくるかもしれません。そんなときに少人数のクラスだと、ストレスがたまってしまいますね。クラスに定員10人以上だと、気の合わない子とは無理して仲良くしなくてもよいかもしれません。
ネットの口コミ情報は転職サイトもチェック
保育園の情報を掲載するようなサイトは、特定の事業者に対するネガティブな内容の投稿は禁止、などといったルールがあったりするため、ネット上にある口コミ情報は比較的よい話に偏ってしまうこともあります。ただ、私立保育園の場合、運営会社の名前で検索すると、現場のスタッフの意見であるようなマイナスの部分が投稿されていることがあるので、チェックしてみてもいいかもしれません。そこで働くスタッフの方が不満を持っているような環境にわが子を預けるのは抵抗がありますね。
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わんことうさぎと共にわいわい暮らしている主婦です。
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