赤ちゃんとの生活にも慣れ、お出掛けができるようになったら、行ってみたいなと思う場所によく挙がる水族館。いつごろから一緒に行くことができるのか、どんなことに注意すればよいか気になるところですね。今回は、赤ちゃんの発達具合などから考えて、水族館に行くのに適した時期や赤ちゃんとの水族館での過ごし方などについてご紹介します。
水族館には7カ月以降がおすすめ
赤ちゃんとのお出掛けスポットとして人気の水族館ですが、どれぐらいの月齢から連れて行ってあげるのがいいのでしょうか。赤ちゃんの発達具合や特性を考えると、生後7カ月以降がおすすめです。7カ月以降がよい理由や水族館へお出掛けするメリット、お出掛けするうえで注意しておきたいことを見てみましょう。
7カ月頃からおすわりができる
生後4カ月頃で首がすわり、6~7カ月頃でおすわりができるようになる赤ちゃんが増えてきます。おすわりができるようになることで視界が広がります。
ただし、まだモノをはっきりと見ることはできません。1歳でようやく視力は0.2に達するほどとされ、7カ月頃だと周囲がぼんやりと見えている状況です。それでも、人やモノを立体的に見ることができるようになり、おすわりができて視界が広がったことと合わせて周囲への好奇心はグンと増します。
水族館は天候・季節問わず楽しめる
ベビーカーやバギーに赤ちゃんを乗せてお出掛けするママやパパにとって、水族館はメリットがいっぱい。まず、主に展示は室内なのでお天気を気にすることなく楽しめること。次に、空調が整っているので季節を問わず快適に過ごせることが挙げられます。もっとも、水族館は寒く感じられることが多いので、赤ちゃんの空調対策を忘れないようにしましょう。
また、7カ月頃の赤ちゃんはすでに「色」の区別ができるようになっています。形はぼんやりとしかわからなくても、いろんな色を見せてあげることは赤ちゃんのよい刺激になります。
赤ちゃん中心のプランを
水族館といえばデートスポットとしても人気です。赤ちゃんが生まれる前に、2人で行ったというママやパパも多いのでは? 大人だけで行動する場合と、赤ちゃんが一緒の場合では勝手がちがうことをしっかり頭に入れておきましょう。
あとで詳しく述べますが、お出掛けをするときには持参する荷物がたくさんあります。また、水族館に向かうまでの道のりや館内での授乳、おむつ替えなど「水族館を楽しむ」以外の時間が思いのほか発生します。さらに、赤ちゃんが途中で寝てしまったり、飽きたりといったことも。赤ちゃん中心のゆったりしたスケジュールを心がけましょう。
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赤ちゃんとの水族館の楽しみ方
7カ月から1歳頃の赤ちゃんは、大人ほどの視力はありません。いろいろな魚を目の前にしてもぼんやりとしか見えず、大人と同じように楽しむのは難しいかもしれません。「赤ちゃんと一緒に楽しむ」ことをメインに考えると、ちょっとした配慮が必要になります。
水槽を見るときは声をかけながら
水族館の大きな水槽にたくさんの魚が泳いでいる様子を見た赤ちゃん。喜ぶ子もいれば反応が薄い子もいるでしょう。「きれいなモノがたくさん動いているなぁ」と思っているかもしれませんね。ぜひ「大きなお魚さんだね。すごいね」「黄色くてかわいいお魚がいるよ」など、声をたくさんかけながら鑑賞すると、赤ちゃんは目と耳からよい刺激を受けることになります。
ショーやふれあいイベントの反応はそれぞれ
水族館といえば、イルカショーやペンギンや魚たちのふれあいイベントが人気です。赤ちゃんもきっとイルカショーなら楽しめるかも…と思うでしょう。実際には、1歳過ぎの赤ちゃんの反応はさまざま。飛び跳ねるイルカを間近で見て興奮する子もいれば、泣き出してしまう子も少なくない様子。ふれあいイベントも同様で、近づいてくる魚に興味津々の子もいれば、怖がって逃げてしまう子もいます。「この子はこういう個性があるんだ」とママやパパが学んでいく姿勢で、ショーやイベントに参加するといいですね。
予想外のものに喜ぶことも
水族館内の魚にはほとんど興味を示さないのに、館を出て敷地内にある噴水に興奮したり、魚のレリーフに興味を覚えたり。赤ちゃんは、大人の期待や予想とまったく異なるところで喜ぶことがよくあります。ママやパパは少しがっかりするかもしれませんが、やさしく見守ってあげてください。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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