トイレトレーニングを始めた頃、子どもがトイレを怖がることがあります。それまでは居間や寝室など、それぞれの場所でおむつの中やおまるにしていたものを、急にトイレという空間で済ませることに戸惑っているのかもしれませんが、トイレトレーニングを進めたいママとしては困ってしまいますよね。今回は子どもがトイレを怖がる原因と、その対処法について考えてみましょう。
なぜ子どもはトイレが怖いのか?
子どもがトイレを怖がってしまうことには、ちゃんとした理由があるようです。まず親がその理由をきちんと理解してあげましょう。自分の子どもの頃を思い出してみてください、思い当たることもあるのではないでしょうか?
狭い空間のトイレが暗くて怖く感じる
おむつをしている間は入る機会がなかったトイレに対して、純粋に恐怖心を感じる子どもが多いようです。一般的にトイレは狭い空間であり、窓のないことも多く照明も薄暗いことがほとんどです。扉を閉めてしまうと密閉され圧迫感もあります。そこに入ることを一度怖いと思ってしまうと、なかなかその思いは抜けないようです。
穴が開いている便器や流れる音を怖く感じる
おまるなどと違って、トイレの便器には穴が開いています。そして水を流す時には大きな音がして、穴の中に水が吸い込まれていきます。その穴の上にまたがることを怖がってしまう子どもがいるようです。またトイレトレーニング中に便器の中に落ちてしまったことがきっかけで、便座に座れなくなってしまうような子どももいます。
トイレトレーニングを焦る親にしかられてしまった
親がトイレトレーニングを焦るあまり、ちょっとした失敗などをしかることで、それまで一人でトイレに行けていた子どもが急にトイレを怖がり出すことがあります。また、トイレに何回も誘ったり、行きたくない時に無理やり連れて行ったり、トイレトレーニングに対して感じているストレスが、トイレを怖がる原因のひとつになっているようです。
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子どもがトイレを怖がらないために
まずはトイレが暗くて怖い場所だという、子どもの意識を取り除くことから始めましょう。トイレも生活空間のひとつであり特別な場所だと思わせないように、普段から明るく開放的な雰囲気をつくっておけるといいですね。
1.トイレの照明や壁紙などを替えてみる
怖がっている原因がトイレの暗さにある場合は、トイレ内の照明や壁紙を、できるだけ明るいものに替えてみるといいでしょう。それだけでトイレに行けるようになる子もいます。壁紙を替えるのが大変な時は、子どもの好きなキャラクターのポスターや、雑誌の切り抜きを貼ってみたりして、明るく楽しい雰囲気にすることが大事です。
2.かわいい補助便座などを使ってみる
お尻が実際便器にはまったことがトラウマ(心的外傷)になってしまっていたり、落ちそうで怖いと思っていたりする場合には、子どもの好きなキャラクターなどのかわいい補助便座を使ってみるといいでしょう。お尻がはまることもなくなりますし、穴も見えにくくなって座りやすくなります。補助便座に持ち手が付いているタイプだとより安心ですね。
3.じょうずにできたらご褒美をあげる
トイレに座ってじょうずにできた時はたくさん褒めてあげましょう。それだけでも子どもはやる気が出るのですが、ご褒美として壁に貼った紙やポスターにシールを貼れるようにすると、トイレに行くことが楽しみになるはずです。便座に座れたことでひとつ、じょうずに出た時はふたつといったように、頑張るとシールが増えていくことを子どもが楽しめるように工夫するといいですね。
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12歳サッカー小僧とうさぎ×2とハムスター×1のママです。毎日もふもふ癒されています。
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