赤ちゃんが指をしゃぶっている姿は、とても愛らしくてかわいいものですよね。でも子どもが大きくなってくると、指しゃぶりをしていることが不安に思えてくるのも事実です。このまま続けていていいの?と心配になってしまうママもいるのではないでしょうか?今回はなぜ赤ちゃんが指しゃぶりをするのか、やめさせた方がいいのかを考えてみましょう。
赤ちゃんはなぜ指しゃぶりをするの?
かわいい赤ちゃんの指しゃぶり、以前は原因が親の愛情不足や母乳不足などといわれていたので、責任を感じてしまうママもいたのではないでしょうか?しかし今では、新生児から1歳までの指しゃぶりは、成長するときに必要だと考えられています。
赤ちゃんは本能で指をしゃぶっています
赤ちゃんによっては、生まれる前のママのおなかの中で既に指をしゃぶっているので、本能的に指しゃぶりをしているようです。赤ちゃんは「吸啜反射」と呼ばれる、母乳やミルクを飲むときに必要な本能を持っています。無意識に口に触れたものに吸いつくことをいいます。吸啜反射の活発な時期に、偶然口に触れた指に吸いつき、指しゃぶりが始まります。
初めての遊びの感覚でしています
指しゃぶりを始めたといっても、最初は自分がしゃぶっているのが指だという認識はありません。口に触れたものに吸いつく内に、動いている指を「これは何?」と観察し始めるのです。指しゃぶりによって、赤ちゃんは指の感触や吸いつく力の感覚を学びます。この時期の指しゃぶりは、初めての遊びであり学ぶことも多いので、無理にやめさせないことです。
歯がかゆくなっているときにしゃぶります
赤ちゃんは生後5~6カ月を過ぎる頃になると、かわいい歯が生え始めます。このとき歯茎がむずがゆく感じるため、むずむず感を抑えようとして指しゃぶりをする場合があります。乳歯が生えてくる頃は、指をかむ以外におもちゃをかんだりするので、歯固めを与えるといいでしょう。生理的な自然の現象なので、心配することはありません。
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こんなときに赤ちゃんは指しゃぶりします
指しゃぶりは、赤ちゃんの吸啜反射から始まり、脳の発達過程においても大事なことだとされています。しかし次第に決まったときだけ指しゃぶりする姿がみられることも。いったい赤ちゃんはどんなときに指しゃぶりするのでしょうか?
もっとも多いのは眠いときの指しゃぶり
眠いときの指しゃぶりが一番多いようです。赤ちゃんは眠くなってくると、自然に指をしゃぶるようになります。原因としてはいろいろなことが考えられますが、添い乳を欲しがっているサインの可能性が高いようです。赤ちゃんは眠くなっても寝方が分からず、すぐに眠ることができません。そんなときにママが添い乳をしてくれると、リラックスして眠りにつきやすくなるので、眠くなると指しゃぶりするのです。
おなかがすいているときもあります
赤ちゃんの指しゃぶりは、おなかがすいていることをママに伝えるサインの場合があります。おなかがすいたと感じたときに、自然に指をくわえ授乳の準備を始めるのです。実際に指をしゃぶり出して少したつと、おなかがすいたと泣いたりグズったりすることが多いようです。起きたばかりで指しゃぶりをし始めたら、それはおなかがすいてきたサインでしょう。
不安になっている場合もあります
赤ちゃんの毎日は新しい刺激でいっぱい。新しい人、新しいおもちゃ、新しい景色などに触れ、日に日に成長していきます。しかしこの刺激が、赤ちゃんにとってはとても大きな刺激であり、ちょっとしたことで不安を感じることも。赤ちゃんは指をしゃぶってそんな気持ちを落ち着かせようとします。ママの姿が近くにないときも、指しゃぶりをすることがあるので、不安げに指をしゃぶっているときは、たくさん触れあってあげましょう。
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12歳サッカー小僧とうさぎ×2とハムスター×1のママです。毎日もふもふ癒されています。
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