喉突き事故を防ぐための予防策
「親がしっかり見守っていれば事故は防げる」と、よくいわれます。しかし、活発な子どもから目を離さないでいるのは大変ですよね。事故はふとした瞬間に起こってしまうもの。親が見守ることはもちろん大切ですが、物理的な対策で危険を減らすことも重要です。
文具・日用品は安全設計の商品を
喉突き事故への基本対策として、まずは子どもが使用する文具や日用品を見直してみましょう。お絵かきアイテムならベビー用の先が丸いクレヨン、歯ブラシなら先端が曲がる素材のものがおすすめです。安全設計にこだわった商品は、通常に比べてお値段が高いものもありますが、子どもの安全のためと思えば悪い買い物ではありません。
また、子ども向けのアイテムを選ぶ際は、必ず対象年齢を確認してから購入しましょう。対象年齢に合わないアイテムは、思い切って処分を検討してもよいでしょう。「もったいない」「いつか使うから」と思ってとっておいた品物が、思わぬ事故をもたらす可能性もあります。
文具は家庭みんなでルールを決めて使う
上に兄姉がいるご家庭では、色鉛筆やボールペンを買わざるを得ない場合も多いですよね。そこで、筆記用具を使う場所と保管する場所をきちんとルール化することが大切です。上の子がきちんと指定した場所で使用し、お片付けができるよう、収納や家具の配置を見直してもよいでしょう。
親がお手本を見せることも大切です。大人でも気を抜くと、ちょっとした書きものを立ったまま行ったり、筆記用具を出しっぱなしにしたりすることがありますよね。ルールを決めたら、家族みんなで守っていくことが大切です。
おわりに
先のとがった文具や日用品は、使用法を誤ると思わぬけがをする恐れがあります。小さな子どもがこれらのアイテムを使用する際は、手に持ったまま動き回らないよう、注意して見守りましょう。また、文具などを乳幼児の手の届くところに出しっぱなしにしないよう、家族みんなで注意して、安全に使用・保管してくださいね。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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