チャイルドマインダーの資格について調べてみると、「合格率80〜90%」という数字を見かけます。資格取得を望んでいる方にはうれしい数字ですが、チャイルドマインダーに子どもを預けてみようと考えている方にとっては少々不安な数字ではないでしょうか。
チャイルドマインダー、ベビーシッター、保育士はそれぞれどう違うのでしょうか?今回はチャイルドマインダーについて、詳しくご紹介します。
チャイルドマインダーについて知ろう!
チャイルドマインダーは、信頼のある保育や児童教育におけるスペシャリストのことをいいます。英国において100年以上の歴史を持ち、国家職業基準資格であるNVQにも認定されているのです。また、全英の71%もの子育て家庭が利用しています。
チャイルドマインダーってなんのこと?
預かることのできる子どもの年齢は0〜12歳を対象とし、子育て家庭における育児や教育方針に沿って安心安全な保育を行っています。1人のチャイルドマインダーに対し、対応する子どもは1〜3人までと決められている少人数保育が特徴で、各家庭の子どもの性格・個性に合わせてきめ細やかな対応をすることが可能なのです。
チャイルドマインダーになるには
チャイルドマインダーは”民間の認定資格”です。資格の認定を行ってくれる団体は全国に多く存在し、通学制や通信制などで講座を受講・修了し、認定試験を合格すると資格を取得することができます。チャイルドマインダーの基本から、年齢別に沿った保育における要点や健康・安全面に関する知識はもちろん、開業時のビジネスプランといったことを講座で学ぶことができます。
チャイルドマインダーの技能とは
英国政府認定団体の「英国チャイルドマインダー協会(NCMA)」におけるトレーニングプログラムによる講座を受講し、専門知識や技術を取得したチャイルドマインダーが日本におよそ2万人います。また、NCMA,Japanに加盟登録をしたチャイルドマインダーは”オフィシャルマインダー”と呼ばれ、さまざまな研修や講習を受け、チャイルドマインダー団体総合保険へ加入するなど、万全な体制で保育を行っているのです。
どんな仕事を頼むことができるの?
チャイルドマインダーは、離乳食や沐浴(もくよく)などの保育実技や、子どもの発達、しつけ、社会における保育や教育についての知識や技術を学んでいるため、子どもの生活全般をサポートしています。また、保護者たちとのコミュニケーションの図り方も学んでいるため、子どもの食事や身の回りの世話についての相談にも気軽に対応しているのです。
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チャイルドマインダーのここが魅力!
チャイルドマインダーは待機児童解消への貢献や、施設に比べると初期費用や運営費もかからないといった”社会的メリット”もある一方で、利用者にとってもさまざまなメリットがあるのです。ここではチャイルドマインダーについての魅力をご紹介します。
グループ型保育事業でより安全に!
従来のチャイルドマインダーは1軒に1名までといった形式をとっていることが多く、保育できる人数も1〜3人までと限られていました。しかし、グループ型家庭的保育は1軒に複数名のチャイルドマインダーが入って保育を行うため、待機児童解消にもつながります。グループ型といってもそれぞれが各部屋で保育をすることが条件ですので、保育する子どもに偏りがでません。
ぬくもりある家庭によりそった保育を実現
チャイルドマインダーによる保育は、家庭的なぬくもりのある生活を目標とし、子どもたちが落ち着いて日常生活を過ごしていくことができるような”家庭によりそった保育”が特徴です。個々の発達に合わせて初期教育を盛り込んだ知育保育を行い、また適切な生活習慣を身につけさせることで集団生活への移行もスムーズとなるのです。
保護者の負担を軽減!サポート体制も◎
チャイルドマインダーは、同じ保育者が継続して担当をしてくれることもあり、保護者との間にも密接な関係を築くことができやすいことが魅力です。保護者の子育てにおける価値観を尊重しながら子育てのサポートをしてくれます。また、集団保育による感染症や病気にかかりにくいという面も、保護者の負担を減らす傾向にありますね。
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