子どもが幼稚園くらいの年頃になると、少し大きくなって自分でできることが増えてきます。しかし、自分でできるだろうと安心していたのに「やっぱりできない…」「ママやって…」とグズグズごにょごにょ言われることはありませんか?こんなにすぐ投げ出す子どもで大丈夫かと心配しているママも多いでしょう。この記事では子どもに最後までがんばってやりとげる「あきらめない力」を育てるために、パパやママができることを紹介します。
子どもあきらめない力とはどんなもの?
子どもは、まだ自分の気持ちを正しく表現したり、予測して行動したりするところまではできないことが多いです。うまくいかないことがあるとあきらめてしまうのはごく普通のことです。あきらめない力をつけるにはどんなところを伸ばせばよいのでしょうか。
他人と一緒に楽しく過ごせる人間力
お友だちと仲良くしたり、人に何かをお願いしたりする場合には、コミュニケーション能力や思いやり、自分の気持ちを表現する力など他人と関わる際の人間力はどの場面でも求められます。
「自分はできる」という自己肯定感
難しいからできない、とすぐ結論づけてしまうのではなく、なんとかできる方法がないかを考え、このやり方だったら自分はできると自分を信じる力が求められます。
「こんなときどうする?」がわかる知識
できるやり方がまったく想像がつかないと、どうすればよいのかわからずあきらめてしまうきっかけになりがちです。そこで本や動画、実際の体験などをとおして、やりたいことを実現するための知識や知恵が身についているとよいでしょう。
健康的な心と体
意欲的に何かに取り組むには、健康な心と体が不可欠です。規則正しい生活や十分な睡眠、バランスのよい食事が習慣になっていることが大切です。
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あきらめない力を育てる方法!まず意見を聞く
子どもにあきらめない力を身につけさせたいのであれば、子どもが自分の意思でこれをやろうと思えるように導くことが大切です。
1. 自分で答えを出させる
いつも親が答えを出していては、子どもの意思の力がうまく育ちません。
「困ったらママに聞けばいい」
「頼ったらいつでもやってくれる」
と親をあてにしすぎていると、ほどほどのところまでやったらあとは人まかせというのが習慣になってしまいます。親からすると間違っていると感じていても、自分で結論を出し、そこに向かってがんばる力様子を見守りましょう。
2. 言い訳をちゃんと聞く
やっていることを途中で投げ出す様子を見ていると、親はなんだかイライラしてきます。つい「じゃあやる気がないってことね」とか、「いいからやりなさい」などと言ってしまうことがあるかもしれませんね。
しかし、その気持ちは少しだけ抑えて「どうしたの?」と聞いてみましょう。子どもの言い訳は筋が通らずくだらないと感じることが多いです。それでも大人から見た正しいことを押し付けず、言い訳の裏にある子どもの本心を辛抱強く探ってみましょう。
3. 子ども自身の気持ちを受け止める
子どもが何かをあきらめてしまったのには、子どもなりの理由があります。自分の気持ちを自分の言葉で表現できたら、
「あなたはそう思っているのね」
といったん受け止めてあげましょう。
なお、子どもは自分の気持ちがしっかり理解できず、うまく表現できないことも多いでしょう。困っている場合には「つまりこういうこと?」と言い換えをサポートするのもおすすめです。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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