子どもに火遊びをさせないようにするための三つの約束

ライターとマッチ
子ども、特に未就学児の場合は、火災の怖さを知らずについつい火遊びをしてしまいます。火遊びは、やけどや室内がこげたりするだけでなく、最悪のケースでは命を落とすことさえあります。そのため、子どもには火遊びをさせないように徹底する必要があります。ここでは、子どもに火遊びをさせないようにするために、どのような約束をしたらいいのかを解説していきます。

子どもの火遊びの実態を確認してみよう

コンロを触る
子どもに火遊びをさせないようにするための約束をみる前に、ここではまず、子どもの火遊びの実態を確認していきましょう。子どもの火遊びの実態を知ることで、親としてもより実感を持って子どもに火災の恐ろしさを話し、約束ができるようになるはずです。

子どもの火遊びが原因で起こる火災の発生状況

では、子どもの火遊びが原因で起こる火災の発生状況をみていきましょう。東京消防庁が調べたところによると、平成24年から平成28年の5年間で、12歳以下の子どもの火遊びが原因で発生した火災の数は、177件とのことです。そのうち、6歳までの未就学児が原因の火災は23件で全体の約13パーセント、7歳~12歳の小学生が原因の火災は154件で全体の約87パーセントでした。年齢が上がるほど、火災が起きる件数が多くなる傾向にありますが、過去5年で一度だけあった火災の死者は未就学児であったため、どの年齢でも注意が必要です。また、時間別にみると、13時から17時台に火災が多く発生しており、特に5歳以下では、13時台に一番多く火災が多く発生していました。

火災が起きたときに子どもが使っていた物は何?

次に、火災が起きたときに、子どもが何を使って火遊びをしていたかみていきましょう。一番多かったのはライター、次いでマッチやガスコンロでした。ライターは全体の50%近い数字になっており、ライターとマッチで全体の70%以上を占めていました。このうち、ライターについては、安全機能のついた物しか販売できなくなっているので、5歳以下の発生件数は数件程度です。マッチの場合は、びっくりして手を放しても火が消えないため、火災になるケースが多いようです。

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子どもに火遊びさせないための三つの約束とは

子どもと約束
子どもの火遊びが原因で起こる火災の発生状況を確認すると、先ほど述べたように、東京消防庁の管轄内では5年間で177件も発生していました。東京都だけで、なんと1年間に35件以上も子どもの火遊びが原因となる火災が起こっています。全国となると、かなりの数にのぼるでしょう。子どもには火遊びをさせないことが重要です。ここでは、子どもに火遊びさせないための三つの約束についてみていきましょう。

ライターやマッチには近づかない・触らない

火遊びをさせないためには、その原因から子どもを遠ざけることが一番です。もちろん、親として、ライターやマッチを子どもの手の届かないところに置いておく必要があります。しかし万が一、子どもの手の届かないところに置き忘れたときのことも考えておかなければなりません。また、外で遊んでいるときに、落ちているライターやマッチで遊ぶかもしれません。そのため、普段からライターやマッチの怖さを教えておき、ライターやマッチが手の届くところにあっても、近づいたり触ったりをしないように約束しておきましょう。

一人でコンロを使ったり、触ったりしない

「火災が起きたときに子どもが使っていた物は何?」のところでも触れましたが、実は子どもが原因の火災で意外と多いのが、コンロを使った火災です。幼稚園ぐらいになると、母親の手伝いをしたい子どもが増え、コンロに近づくことが多くなります。コンロは簡単に火が付いてしまうため、ちょっと目を離したすきに火をつけてしまうことも多くあるようです。そのため、一人でコンロを使ったり、触ったりしないことを日頃から約束する必要があります。年齢によっては、一緒に料理などをしながら、火の取り扱いについて話をしても良いでしょう。

ストーブの周りで遊んだり、走ったりしない

寒い季節に気を付けなければならないのが、石油ストーブや電気ストーブです。思わぬ使い方で火災が起きる可能性があります。最新の電気ストーブや石油ストーブには、転倒すると火が消えるようになっていますが、ストーブ自体には熱が残っているため、触るとやけどする可能性があります。特に石油ストーブの場合、上に布など燃えやすい物が重なると火災が発生する可能性が大きくなります。ストーブの周りで遊んだり、走ったりしないように約束しましょう。また、子どもが一人になるときにはストーブを消すことは必須ですが、自分でつけてしまうこともあるので、一人のときはストーブを触らないことも約束しておきましょう。

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