赤ちゃん言葉のうちから語学教育は必要?
子どものためにできるだけのことはしてあげたいけれど、まだ「あー」「うー」だけで自国語もまだまだこれからの時期から、語学の教育は必要なのでしょうか。いよいよ、赤ちゃんの語学教育は早ければ早いほどいいのかについて検証していきます。
赤ちゃんの英語教育はいつから始めればいい?
結論から言うと、できるだけ早く始めましょう。冒頭でも述べたとおり、「赤ちゃんは語学の天才」と言われています。生後6~8カ月くらいまではどんな言語の発音も聞き分けられ、日本人の大人が苦手とするlとrの区別も赤ちゃんはわかっているそうです。
また、一説によると言語習得の能力はおよそ7歳で完成されてピークを迎え、その後は衰えていくと言われています。その場合、乳児の時から英語教育をさせるほうが、発音を聞き分ける「英語耳」が身につきやすいのです。
英語教育はDVDにおまかせして大丈夫?
ママが家事で忙しい時に、アニメのDVDに赤ちゃんのお守りをしてもらうことがありますよね。そういう時に、英語教育のDVDをみせていたら、効果はあるのでしょうか。
ワシントン大学学習脳科学研究所のパトリシア・クール所長による、乳幼児の言葉の習得に関する研究結果では「DVDやCDを通じてのみの言語学習では全く成果が得られなかった」とのことです。
このことから、言語学習は言葉本来の目的通り、対人コミュニケーションを行わなければ意味がないということがわかりました。
赤ちゃんの英語教育で大切なポイント2点
ここまでで、「英語教育は早ければ早いほどよい」「コミュニケーションを取りながら学ばないと意味がない」ということまでお伝えさせていただきました。では、具体的には何から始めればよいのでしょうか。
「お教室に通ったほうが集中して頑張れる」というママもいれば「なるべく費用は安くおさえたい」「家事の合間に家で教えたい」というママもいると思います。以下の二つのポイントをおさえて、ご家庭の都合に合った教材を探してみてください。
その1 親子で楽しみながら学べるものを選ぶ
「絶対に成果をあげなくてはいけない」と意気込みすぎた状態で接しても、赤ちゃんはプレッシャーを感じて嫌がったり怖がったりしてしまいます。英語が嫌いになってしまったら元も子もないですよね。
歌うのが好きななら一緒に歌いながらアルファベットなどを覚えていく教材やお教室、好きなキャラクターがいるならそのキャラが登場する教材など、自分の子どもの個性にあった教材を選んでみてください。YouTubeにたくさん無料の幼児向けコンテンツがあるので、まずはそれらを視聴してみるのがおすすめです。そして、パパママも肩の力を抜いて一緒に楽しみましょう。
その2 日本語教育も大事にする
これからさらに日本は国際化していき、ますます英語の重要度は高まっていくでしょう。英語ができれば、将来の職業も住む場所も選択肢がグンと広がります。しかし、どれだけ英語が使えても、日本語の言葉遣いが汚く漢字がろくに書けないようでは、世界中のどんな場所でも尊敬されません。自分の国の言語も大切にしましょう。
おわりに
赤ちゃんへの英語教育はそんなにむずかしいものではありません。一緒にYouTubeの無料コンテンツを視聴したり絵本を読み聞かせたり、ママに負担にならない範囲で、できることからやってみましょう。また、どんな言葉でも赤ちゃんはどんどん吸収していきます。汚い言葉を聞かせず、きれいな日本語で楽しいことをたくさん話しかけてあげましょう。
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