最近よくその名前を耳にするようになったのがハイドロコロイド素材の新型ばんそうこうです。何のことかわからないという方も、新型ばんそうこうの代表的な商品である「キズパワーパッド」といえば聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、そんなハイドロコロイド素材の新型ばんそうこうについて詳しくお伝えしていきます。
ハイドロコロイド素材の新型ばんそうこうって何?
今までばんそうこうといえば、けがをしてしまった時に消毒をしたり薬を塗ったりしたあとに、当たり前のように傷口に貼るものでした。ハイドロコロイド素材の新型のばんそうこうというのは、一体従来のばんそうこうとどのような違いがあるのでしょうか。従来のばんそうこうと新型のばんそうこうの特徴をそれぞれ見ていきましょう。
従来型のガーゼ付きばんそうこうの特徴
従来型のばんそうこうは、けがをしたあとの傷を保護するという目的で使用されていました。しかし、傷を治すために傷口から出る浸出液がばんそうこうのガーゼに吸収されてしまうため、従来型のばんそうこうでは傷口が乾いてしまうのです。傷口が乾くと傷はかさぶたになりますが、かさぶたになることで傷の治りが遅くなり、傷あとが残りやすくなるというデメリットがありました。
ハイドロコロイド素材の新型ばんそうこうの特徴 その1
ハイドロコロイドで作られている新型ばんそうこうの特徴は、傷を早くきれいに治す方法として最近話題の「モイストヒーリング」ができることにあります。モイストヒーリングとは湿潤療法とも呼ばれ、人間の自然治癒力に焦点を当てた新しい方法です。傷を乾かさないように保つことで、傷の治りを早く、きれいにすることが可能になるのです。
ハイドロコロイド素材の新型ばんそうこうの特徴 その2
従来型のばんそうこうを使用する際には傷口の消毒が普通に行われていましたが、新型ばんそうこうでは自らの浸出液を利用して治すため、消毒はかえって逆効果になります。今まで消毒の痛みで泣いていた子どもにも安心してお使いいただくことができます。さらにばんそうこうが傷口に貼りつくこともないため貼りかえる時の痛みもなく、新型ばんそうこうを使用することで子どもの痛みに対する精神的な負担をかなり軽減できるといえます。
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新型ばんそうこうの正しい使い方とは?
それでは、新型ばんそうこうとは一体どのようにして使うものなのでしょうか。せっかくの新型ばんそうこうも、使い方を間違ってしまってはもったいないですよね。こちらでは、従来型とは全く違う、新型ばんそうこうの正しい使い方についてご説明していきます。
新型ばんそうこうの正しい使い方 その1
まずはけがをしてしまった傷口をよく水で洗い流します。これは傷口に付着している菌や、異物を取り除いて患部を清潔な状態にするためです。傷口が汚れたままではせっかくの新型ばんそうこうも効果は半減してしまいます。次に、完全に血が止まってから貼るということが大事です。まだ傷口から血が出ている状態でばんそうこうを貼ってしまうと、はがれやすくなってしまうためです。
新型ばんそうこうの正しい使い方 その2
次に新型ばんそうこうの選び方です。ばんそうこうは傷口よりも一回りほど大きいサイズのものを選ぶ必要があります。新型ばんそうこうは傷口に貼ると、傷を治すために体から出てくる浸出液を吸って白くふくれたような状態になります。傷口と同じサイズのばんそうこうでは、ふくれた部分が傷の端まできてしまったり、患部を曲げ伸ばしした際に傷口がばんそうこうからはみ出してしまったりして、バイ菌が進入しやすくなってしまうのです。
新型ばんそうこうの正しい使い方 その3
最後に新型ばんそうこうの貼り方です。まずは両手でばんそうこうを1分ほど挟み込み、人肌程度に温めてから使うことが大切です。新型ばんそうこうは温めることで傷口によりなじみ、はがれにくくなるためです。さらに、貼ったあとも同様に患部を手のひらで軽く押さえ、1分ほどそのまま温めます。こうすることでより一層ばんそうこうを傷口に密着させることが可能になります。
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二人の男の子の母です。もともと野球ファンでしたが、今は息子の影響ですっかりサッカー狂になりました。
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