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混合育児のやり方とコツ
では、実際に混合育児のやり方とコツについてご紹介していきます。
母乳不足かもしれないと思ったとき
1回の量が少ない、昼間ほとんど出ない、赤ちゃんが満足できる量が出ないといった場合、母乳が足りていないことがほとんどです。母乳が思うように出ないときや、ほとんど出ないといったときには、ミルクをあげて母乳はおやつがわりに飲ませるようにしましょう。
ミルクの足す量が分からないとき
母乳は実際にどのくらい出ているかが分からないといったことがあり、ミルクを足すにも、どの程度あげればいいか分からないことが多いと思いますが、まず、母乳を優先的にあげてください。それでも赤ちゃんが満足しない場合は、粉ミルクの缶に表記されている最低量をあげてください。
また、授乳の際に20分以上かかったり、1時間おきに欲しがったり、寝つきが悪いようならミルクをあげるとよいでしょう。最終的に足りているかどうかの目安は、オムツがずっしりするくらいのおしっこが1日6回以上出ているといったことも参考にしてみてください。それでも不安な方は、赤ちゃんの体重を定期的に量る、1日1回スケールを使用し母乳を計測するなどの習慣を毎日に取り入れるほか、小児科の先生に相談もしてみてください。
母乳とミルクをあげるタイミング
夜はできるだけ母乳をあげるようにしてください。なぜならば夜は、昼間より母乳の生産量が多くなるからです。授乳期のママの体は不思議なメカニズムになっており、夜にミルクをあげる習慣をつけることで、体調がよくなったり体の活動も活性化したりという効果があるといわれています。
だからといって、無理して母乳をあげようとせず、ママの体調によって夜はミルクにするなど様子をみながら切り替えることも必要です。
ミルクを嫌がるとき
ミルクを嫌がる理由に、ミルクが赤ちゃんにとって適温ではないことや、哺乳瓶の乳首の感覚が嫌いだったり、母乳しか受け付けなかったりと多々あります。哺乳瓶の乳首のタイプはさまざまにあるので、赤ちゃんに合った乳首のものをあてがい、母乳しか赤ちゃんが受け付けなかった場合は、母乳で育てるしかありません。
また生後2~3カ月ごろになってくると、突然ミルクを受け付けなくなる場合があります。母乳とミルクの味の違いや乳首の違いを分かってくることからかもしれないので、その場合は粉ミルクのメーカーや哺乳瓶の乳首を替える、もしくは思い切って母乳をやめると2~3日してミルクを飲むようになります。母乳を思い切ってやめる場合は、前もって担当の先生に相談しましょう。
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混合育児の注意点
最後に、混合育児に関しての注意点についてご説明します。
- ミルクは最初から多くあげない
- ミルクは無理して足さない
- 飲んだり飲まなかったりムラがある
- 母乳やミルク以外のものを与えない
- 授乳の内容・回数等を育児ノートに記録
母乳が足りないと判断した場合、焦ってミルクをたくさん飲ませた方がよいと判断されるママがいらっしゃいますが、ミルクは無理して足さないようにし少量ずつあげるようにしましょう。頻繁に母乳やミルクを欲しがるのは、母乳不足の理由だけではなく、眠かったり、精神的に不安になったりすることからくる理由の場合もあります。赤ちゃんの体重をしっかり量り、順調に増えているのであれば無理してミルクを足す必要はありません。
また、母乳不足等が気になる方は、授乳内容や回数をノートに記録しておくことで、日頃の赤ちゃんの変化にも気付くことができると思います。
おわりに
はじめての出産の場合、赤ちゃんのためと思って一生懸命になりすぎてしまうかもしれませんが、母乳育児でもミルク育児でもいえることは、1人で抱え込んで無理をしないことです。混合育児は、母乳の不足をミルクで補う形で取り入れてみてください。何か一つでも分からないことが浮かんだ場合は、迷わずに小児科の先生に相談することをおすすめします。
ピックアップ
33歳。B型。既婚。
妻の妊娠を通して、赤ちゃんができる喜びを経験する。妊娠中の過ごし方や注意点など身を持って体験中。妊活については全般の記事の執筆を担当。
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