保育士。学生時代に児童心理学を学び、幼少期の関わりがその後の人生を左右することに強い関心を持ち、自身の研究テーマとする。 3児の母で、長女の小受では全勝を果たす。現在6年目となる保育現場や幼児教室で本領発揮し、周囲から絶大なる信頼を得ている。 生活教育こどもと幼児園 http://kodomoto.tokyo/保育記事監修者プロフィール:伊藤美緒先生
子どもは小学校に入り、「勉強」や「宿題」、「テスト」という大きな山を日々超えていかなくてはいけなくなります。すんなりそれに馴染めるお子さんもいれば、苦労するお子さんもいることでしょう。小学生の成績アップは、家庭学習のやり方のちょっとした工夫で上手く運び出すこともあるんです。後でつまづく前に、ぜひ実践してみてほしいおすすめの勉強法をご紹介します。
まず始めるべきは、勉強環境作りと習慣付け
勉強方法だけにフォーカスする前に、あなたのお子さんの勉強環境や習慣が大きく外れたものになっていないかチェックしましょう。お子さんが気が散ってなかなか勉強に集中してくれなかったりするのは、実は理由があるのかもしれません。特に低学年から実践することが重要です!
勉強する時間を毎日確保しましょう
特にお子さんが低学年の場合は、「勉強する習慣をつける」という事が何よりも重要です。10分でも20分でもいいので、宿題の他にプラスアルファで何かドリルをやらせてみるなど、とにかく「毎日」続けることが大切です。お母さんも「今日はいいか」と甘やかさず、必ずやりきるようにしましょう。一日さぼると、どんどん連鎖し悪循環に陥ってしまいます。
勉強する時間をきっちり決めましょう
○時~○時は勉強!と絶対に破らないルールを決めましょう。もちろんこれはお子さんと事前にしっかり話し合って納得した上で決め、その時間以外はしっかりと遊ぶことを許してあげましょう。おすすめの勉強時間帯は、「帰宅後すぐ」です。一旦遊びをはさんでしまうとなかなか勉強モードに入れなくなってしまいますので、その点も踏まえて決めましょう。
勉強する環境を徹底的に整えましょう
勉強する場所も非常に重要です。子ども部屋にこもってやらせるのは、親が子どもの実態(内容を理解できているか、さぼっていないか)を把握できない為、実はあまりおすすめしません。マンガやおもちゃの置いていないキッチンやダイニングテーブルなどで、あたかも日常的に「勉強するのが当然」という流れの中でやらせることで、より習慣化されていきます。テレビはしばしの間、消しましょう。すぐに親が教えてあげられる利点もあります。
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低学年の勉強法で大切なこととは?
小学校に入りたての頃は、「勉強しなさい!」といっても何をしたらいいのか分からずお子さんは思考停止に陥ってしまいます。大切なのはしっかり親が主導で導いてあげること、そして勉強を習慣化させることなのです。
親も一緒に勉強を見てあげましょう
低学年のお子さんは自分一人の力ではまだ勉強を進めるのは難しい年齢です。一人でやらせたとしても、非常に効率の悪い結果になってしまうかもしれません。まずは初歩的な問題を反復させ、様子をみて応用問題を出してみて、出来たらまた上のレベルを目指す、というプロセスへ導いてあげて、自信をつけさせてあげてください。
比較的ハードルの低い目標を持たせる
低学年のうちは、ハードルの低い、クリアしやすい目標を細かく設定し、「達成できた!」という喜びを何度も味わうことを重視しましょう。「今日はこのページの漢字が書けるようになろう!」など、とても小さくてもOKです。毎日目標を設定するのも良いと思います。そして達成できたら思いきり褒めてあげましょう。やれば出来るようになるということを体感することで、勉強が楽しくなります。
ゲーム感覚で楽しく!勉強嫌いにさせない!
低学年時期で最も怖いのが、「勉強嫌い」にさせてしまうことです。低学年時期で楽しく学び、習慣をつけられないと、高学年でも習慣はつけられないと心得ましょう。ゲーム感覚でママと競争したり、お風呂で歌を歌いながら覚えたり、クイズを出し合ったり工夫することで、楽しく学べます。日常会話の中にも学習内容を織り交ぜてみると、お子さんも自然と記憶しやすいのでおすすめです。
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お酒が好きですが育児もがんばっています。
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