性別や国別の子育ての言い伝え3選
最後に、性別や国別の子育ての言い伝えもご紹介します。みなさまも一度は聞いたことがある女の子にまつわる言い伝えや、日本とは違う外国の子育ての言い伝えにも目を通してみましょう。
ひな人形を早く片付けないとお嫁に行けない
この言い伝えは、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?実は、昔と現代とではひな祭りの形が変わってきているのが原因です。ひな祭りはもともと「ケガレ」を人形に託して、川や海に流して厄払いをするという形でした。しかし現代では、ひな人形は繰り返し使いますよね。昔の風習が少し残っているため、川や海に流す代わりに早く片付けないとケガレが残ってしまうという意味合いがあるようです。
歯が抜けたら屋根に投げる
2つ目は歯が抜けた時に屋根の上に投げると良いという言い伝えです。子どもの歯の生え代わりは子育ての中でも嬉しい出来事で、子どもの成長が感じられる大切な節目でもあります。地域によって異なりますが、歯が抜けたら屋根に投げると良いという言い伝えは聞いたことがある人も多いでしょう。これはしっかりとした土台の上に建っている家の屋根に歯を投げる事で、強い歯が生えてきますようにという願いが込められているのです。この言い伝えは、昔も現代も変わらず残っているようですね。
外国の歯にまつわる言い伝え
3つ目は歯にまつわる外国の言い伝えをご紹介しましょう。例えば北米や中米では子どもの歯が抜けると「枕の下に置いたり、コップに入れて眠ると、歯の妖精がプレゼントをくれる」という言い伝えがあるようです。またロシアやバングラデシュでは、ネズミの巣の中に抜けた歯を入れると丈夫な歯が生えてくるという言い伝えもあるのです。日本とは違った子育ての言い伝えですが、それぞれ子どもの成長を心から願っていることに変わりはありません。
おわりに
昔も今も子育てに関する言い伝えは信じられていることが多く、裏付けがなくても親にとっては参考になるものがあります。また地域や国によって言い伝えに違いがあるのもおもしろいですね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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