注意しておきたい三つのポイント
新生児の生理的体重減少は、どんな赤ちゃんにも起こる、ごく自然なことでもあります。しかし、その体重減少の状況によっては、異常だと判断されることもあります。生後間もないうちは体の機能が未発達なこともあり、場合によっては早めの受診が必要になる可能性もあります。ここで、生理的体重減少の症状で注意したい三つのポイントについて見てきましょう。
新生児で生理的体重減少がない!
生理的体重減少がない場合、「減らないのはいいこと」と考えるのは要注意です。そもそも産まれて間もないうちは、胎便などがたくさん出てびっくりするというママも多いもの。生理的体重減少が起こらないということは、排せつ物がうまく出ていないということも考えられます。多くの場合、産後の入院中に生理的体重減少が起こるものの、退院後にも気になるのであれば、早めに医師に相談してみましょう。
出生時の体重よりも大きく減少している
先述したように、一般的な生理的体重減少率は3~7%程度の間です。万が一、10%を超えるようなことがあれば、「減りすぎ」と考えられるでしょう。急激な体重減少には、脱水・低血糖などの原因も考えられます。大人に比べて赤ちゃんの体重はとても軽く、全体の10%以上も急激に減少することは、体へ大きな負担を与えるとともに、命にもかかわる問題が起こっている可能性もあります。早めの受診することがおすすめです。
体重がなかなか元に戻らない
一般的には、生理的体重減少のピークは生後5日ころまでで、その後は摂取する量が増えることで自然と体重も増えていくことになります。体重が戻らない原因には、母乳やミルクがうまく飲めていない、足りていない可能性が考えられます。脱水・栄養失調を引き起こす可能性もあるので、注意しなければいけない症状です。
おわりに
生後間もない赤ちゃんは、大人がじゅうぶんな観察・必要なケアを行ってあげる必要があります。生理的体重減少についても自然なこととはいえ、よく観察しながら赤ちゃんが健やかに育っていけるよう見守ってあげましょう。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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