バランスボールを使った寝かしつけは危なくないの?
周囲から「バランスボールで赤ちゃんが寝てくれたよ!」…といった話を聞いても、いざ自分がやるとなると心配。そんな人もいることでしょう。
通常ならダイエットやトレーニングに活用されるバランスボール。「危なくないの?」とご心配な方へ、寝かしつけに使用する際の注意点をご解説します。
バランスボールで揺さぶられ症候群にならない?
よくある疑問として、「バランスボールの揺れで揺さぶられ症候群にならないか」という声があります。ここで揺さぶられ症候群について簡単におさらいしておきましょう。
乳幼児揺さぶられ症候群というのは『まわりから見れば「あんなことをしたら、子どもが危険だ」と誰もが思うほどに激しく、乳幼児が揺さぶられたときに起こる重症の頭部損傷』を指します。パパママ学級などで人形を使って実演されることがありますが、「これほど揺らすのか」と怖くなるほど激しい揺さぶりです。
一方、赤ちゃんをあやす、「高い、高い」をするといった日常の行動では起こらないといわれています。バランスボールはただ座っているだけなら、軽く身体が揺れる程度の動作です。もっとも、揺れが激しくなると赤ちゃんを危険にさらすことは心に留めておきたいですね。
バランスボール使用中は転倒にくれぐれも注意
長年愛用している方なら、ソファに座る感覚でバランスボールに腰をかけて、姿勢もしっかりキープ。…と、こんな風に活用できたら寝かしつけにも自然に取り入れられそうです。
一方、バランスボールを初めて使う場合、少し座っただけでステン!と転んでしまうこともありがちです。リング付の物を選べばグラつきが緩和できますが、まずは一人で安定して座れるかご確認を。初心者の方は姿勢を保持できるかチェックしておきましょう。大きくバランスを崩し転倒してしまう場合、もしかしたら運動不足が原因で筋力が落ちているのかもしれません。
この場合、赤ちゃんの寝かしつけには使えませんが、ご自身のトレーニング用にバランスボールの活用してはいかがでしょうか。寝かしつけに使わなくても運動用に活用できるのがバランスボールの良いところ。ちょっとしたスキマ時間に身体を動かせるから、あって損はないアイテムです。
おわりに
延々と続く赤ちゃんの寝かしつけ。抱っこ疲れで肩や腰を痛めてしまうママ・パパも多く、身体も気持ちも疲れるものです。寝かしつけのテクニックは様々ありますが、身近な物で手軽に試せる、バランスボールを使った寝かしつけもアリですよね。
転倒に注意しながらではありますが、バランスボールの適度な揺れでママ・パパも赤ちゃんもリラックスできますように。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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