大人と同じメニューはNG! 幼児が食べない方がよい食材

糖分の多いドリンクやカフェイン飲料

コーヒー
炭酸飲料やスポーツ飲料などに大量に含まれる糖分に注意しましょう。砂糖だけでなく人工甘味料が使用されていることも多く、体内での代謝時に大量のビタミンやミネラルが奪われます。また、コーヒー、紅茶、緑茶に含まれるカフェインにも興奮作用があり、体への負担が大きいのでなるべく避けましょう。

糖分の多いコーラやサイダー、スポーツ飲料水

例えば500mlのコーラには角砂糖14個分の糖分が含まれており、明らかに子どもの健康に悪影響を及ぼす可能性が高いです。一方、スポーツ飲料には人工甘味料が含まれています。人工甘味料の危険性については研究の途中ではありますが、腎機能障害や視力の低下、肥満、分解解毒の難しさなどが指摘されています。子どもに与えるのは極力避けましょう。

コーヒーやチョコレートに含まれるカフェイン

コーヒーにカフェインが含まれていることは多くの人が知るところですが、チョコレートにもコーヒー並みにカフェインが含まれているものが少なくありません。カフェイン自体が子どもの成長を妨げることはありませんが、交感神経を刺激しますので夜の寝付きが悪くなったり興奮しやすくなったりします。夜更かしが続くと成長ホルモンの分泌にも影響を与えますので、カフェイン含有食品は子どもには与えないようにしましょう。

100%ジュースの糖分もあなどれない

果物は体によい、というイメージで子どもに100%ジュースを飲ませることがありますが、ジュースはたとえ果汁100%であっても糖分の塊です。果物などは皮ごと食べたり、繊維質が残った状態で食べたりするので糖の吸収が穏やかですが、ジュースは液状になった糖分のみを摂取することになり、急激に血糖値の上昇を招き内臓に負担をかけます。毎朝飲む、といった習慣的な飲み方ではなく、たまに楽しむ「嗜好(しこう)品」と捉えましょう。

おわりに

3~6歳児は、何でも口に入れて食べることができる年齢です。親も乳幼児期よりも気持ちが緩み、つい安易にいろいろと食べさせてしまう傾向がありますが、内臓機能は大人とは全く違いまだまだ未熟です。塩分や油分控えめの、主食と副菜のバランスの取れた食事を心がけましょう。

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