カンニングをさせないために親ができること
子どもがカンニングをしてしまった背景には、学習に関する親の考え方が大きく影響しています。子どもを追い込んでしまわないために、親ができることを考えてみましょう。具体的には、テストにおける考え方を転換することがカンニング対策の早道です。
価値観の転換「過程を認める」
「テストでよい点をとりたい」という気持ちは、常に結果を求められているからかもしれません。「一番でなければ意味がない」「努力しても結果が出なければ意味がない」と思っていませんか。こうした考え方は、トップアスリート向けです。発達過程の子どもにおいては、その過程を認める価値観を持つことが大事です。よりよい結果を求めて努力すること、工夫することが尊いことだと評価してあげてください。
発想の転換「理解できればOK」
親としては、よい成績をとってもらいたいのはやまやまですが、それを期待しすぎた結果がカンニングでは本末転倒です。テストの目的は、自分がどこまで理解しているかを測ることです。間違えた部分の解きなおしが一番大事なのです。しっかりと理解して、同じテストをしたら、次は100点がとれるという自信をつけることが、学力の定着につながります。目先の結果だけにとらわれないように発想を転換してみましょう。
おわりに
カンニングが発覚して学校へ呼び出されるなんて恥ずかしいと感じますか?恥ずかしい気持ちは誰に対してのものでしょう。子どもの行動は、単純に見えても心の奥底にある気持ちを表していることが多いのです。一種のSOSだと捉えて、しっかり向き合ってあげてください。
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