子どもに時計の読み方を教えよう。わかりやすい教え方

時計の読み方
生活の中で時計を読むことはできて当然のことです。早い子ですと園児の時点できちんと読める子もいます。小学校1年生では算数で「時計の読み方」を習いますが、できることなら就学前にマスターさせておきたいものです。ところが子どもに時計の読み方を教えようとしても、大人にはあまりに日常的で当たり前になり過ぎていて、どのように教えたら子どもにわかりやすいか悩んでしまいがちです。子どもが理解しやすい教え方を伝授します。

読み方のレッスンを始める前に

数字を覚える
最近はデジタル表示の時計が多いため、アナログ時計の読み方でつまずく子どもが多いと聞きます。公共の場所ではいまだにアナログ時計を採用している所が多いので、きちんと読めなければ生活に支障が出てきてしまうでしょう。
時計の読み方のレッスンを始める前に、やっておきたいことをお教えします。

数字を読むことに慣れさせる

筆者が子どもに数字を教えた方法ですが、お風呂場の壁に数字表を貼りました。100円ショップで売っているものです。1~10までの数字が、かわいいイラストと書かれていたので、子どももよろこんでいました。湯船につかりながら読み方を教えて、「肩までお湯に入って、10まで数えたら出ようね」というのをほぼ毎晩やっていた記憶があります。
時計だけではなく、お店に行けば値段の数字、外に出れば車のナンバー、標識の制限速度など、あらゆる数字が日常にはあふれています。「あの数字は読める?」と聞きながらのお散歩も良かったかなと思います。

用意するもの

  • 1~12までの数字が書かれているアナログ時計(目覚まし時計が良い)
    できれば壁掛け時計もアナログのものが望ましいです。それとは別にレッスン用として、目覚まし時計があると非常に役立ちます。
  • 手でくるくる動かせる時計盤
    これは100円ショップに売られています。ハリを「〇時〇分にしてみて」という練習にぴったりのものです。数字がすべて書かれていない場合は直接時計に書き足してあげるとわかりやすいでしょう。

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生活の中で時間を意識させる

3時のおやつ
幼児との過ごし方は、毎日ある程度の決まったルーティーンになっているのではないでしょうか?起きる時間、お昼寝の時間、おやつの時間、外へお散歩に出る時間、その生活サイクルの中に時計を読むということを取り入れてみてください。幼児にもわかりやすいように、生活の中の行動と時間とをうまく結びつけて意識させてみましょう。

その1:「〇時になったら~する」

「12時になったらお昼ご飯を食べよう」「3時になったらおやつにしよう」などと、いつもしていることを時計と結びつけて意識させてみましょう。自然と時計に目をやるようなり、すぐに覚えられます。

その2:「〇時〇分になったら~する」

最初は〇時ぴったりの時間を約束時間にして、そこから徐々に難しくしていきます。次は〇時半を取り入れてみます。短針と長針の区別がわかりやすいのも30分刻みです。
「9時半になったら公園に行って遊ぼうね」「5時半になったらテレビをつけようね」という具合に、〇時半の予定を子どもに告げて、時計を見せるようにしてみてください。
理解できているようだったら、次は10分刻み、5分刻みにレベルアップしてみましょう。それも大丈夫だったら、「10時28分になったらテレビを消そうね」「7時43分にはお風呂に入るよ」など理解度を確かめてみましょう。

その3:「いま何時か教えて」

わざとママは時計が見えない所へ行って「いま何時か教えて」と聞いてみましょう。不意に聞かれても子どもは一生懸命時計を読んで教えてくれると思います。間違っていても怒らないで、優しく訂正してあげてくださいね。

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