離乳食も完了に近づいてくる1歳。ママから食べさせてもらっていても、目の前の食べ物に興味をもって手でつかんで食べることも増えてきます。これがいわゆる手づかみ食べの始まりです。そんな時、散らばりやすく、後始末が面倒なご飯も、おにぎりにして手づかみメニューにしてみてください。今回は、食べやすいおにぎりの作り方をご紹介します。
手づかみ食べってどういうこと?
赤ちゃんが手づかみ食べをするのは、離乳食になれてきた生後9カ月ごろから始まるといわれています。しかし、個人差があり、1歳ごろから始める子もいいます。手づかみ食べをするようになるということは、つかんだりつまんだりする動作ができるようになってきた証拠でもあります。
手づかみ食べのメリットって何?
手づかみ食べには、赤ちゃんにとっていいことがたくさんあります。今までは食べ物の感覚を歯や舌で知ることしかしませんでした。しかし、食べ物を直接手でつかむことで、食べ物の固さや形、あたたかさなどの感覚を得ることができます。そして、食べ物に興味をもち、手でつかんたりつまんだりすることは、指先の感覚を養うだけでなく、集中力を養うこともできます。
手づかみ食べをしてくれない時は?
手づかみ食べが赤ちゃんにとってもいいことだとわかっていても、赤ちゃん自身がしてくれないことには意味がありません。中には全く興味をもたず、手を伸ばさない赤ちゃんもいます。そんな時には、無理に手づかみさせようとせずに見守りましょう。まれに手を出すこともありますから、その時にはママが一緒に手を添えて、口まで運んでください。ママも一緒に手づかみで食べてみてもいいかもしれません。手づかみ食べができた時には、たくさん褒めてあげると、赤ちゃん自身の意欲につながります。
ぐちゃぐちゃになりそうでイヤ!そんな時は…
手づかみ食べのデメリットは、ありとあらゆるものが汚れてしまうことです。また、食べ物が遊び道具に変わってしまうこともあります。机の下にも食べ物が散らかってしまうので、あらかじめ床に新聞紙を敷いておくことで片づけが楽になります。また、食事を一つの容器で与えるのではなく、別々の容器にすることで、ひっくり返してしまった時のダメージが少なくて済みます。遊び食べをしてしまう時には、食事が残っていても20分ほどたった時点で、食事の時間は終わりということを告げて下げてしまいましょう。遊び食べの防止とともに、食事の時間のリズムもついて一石二鳥です。
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手づかみ食べにおすすめのおにぎりレシピ
手づかみ食べのデメリットともいる、散らかる・汚れるのを解決してくれるメニューが、おにぎりです。ボロボロこぼれてしまいがちなご飯も、おにぎりにすることでまとまります。一口サイズのおにぎりを作る道具もたくさん売っていますが、ラップで握っても量や硬さを調節できるのでおすすめです。
握った後にまぶすだけ、ふりかけおにぎり
まず、簡単ですぐにできるのが、握ったおにぎりにふりかけをまぶすだけのもの。ふりかけをまぶすことでコーティングされるので、やわらかいご飯ももちやすく崩れにくくなります。この時使うふりかけは、赤ちゃん用のふりかけを使用してくだい。また、赤ちゃん向けの手作りふりかけのレシピもありますので、作ってみるのもおすすめです。
簡単に作れる、のりまきおにぎり
もう一つ、簡単にできるおにぎりが、のりまきおにぎりです。のりでそのままくるむと、かみ切れなかったりつかえてしまったりしますので、のりをちぎりやすく加工する道具を使うか、細かくして使用するなど工夫が必要です。ある程度かみ切れる場合には、のりの間にご飯を挟み、キッチンばさみで食べやすい大きさに切ると簡単に作れますよ。
まわりをパリッと、焼おにぎり
かむ力がある程度発達してきている場合には、おにぎりを作った後、フライパンで周りを焼いた焼おにぎりもおすすめです。あまり固くなりすぎないように焼くのがポイントです。しょうゆなどを付ける時には、塩分が濃くなりすぎないよう気を付けてくださいね。いつものご飯で違う食感になるので、おにぎりに飽きてしまった時に試してみてください。
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3歳の男の子の母です。毎日振り回されています。
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