友達が出来るきっかけはクラスメイトだけではない
上記では、小学校のクラス内で友達を作る方法をご紹介してきましたが、クラス以外や同じ学校ではなくても友達を出来る方法があります。きっかけが増えると、より多くの友達に恵まれることになると思いますので、そのような機会も積極的に活用していきたいですよね。それには、どのような方法があるのでしょうか?
違うクラスや他校の子どもでも友達になれる!
バンダイが行った「おともだちに関する意識調査(2016年)」によると、小学生の子どもが友達と知り合う場所の1位が「学校の同じクラス」、2位「学校の同学年の違うクラス」、3位に「塾(習い事)」という結果が出ています。友達を作るきっかけは、クラス内の友達だけがすべてではないことが分かりますね。
委員会や部活動に参加してみよう
委員会や部活動にも、積極的に参加してみましょう。委員会に参加すると、同学年の各クラスの子どもと協力して活動することになりますので、仲良くなれるきっかけになります。また部活動は同じことを目標に頑張る仲間が出来ますので、より強い絆が生まれることも。
しかし少子化の問題や顧問教諭の長時間労働が指摘され、学校における部活動の廃止を余儀なくされるところも出てきています。そんなときは野球やサッカー、バスケットなどのクラブチームに参加してみるのもおすすめです。クラブチームには、他校の子どもが参加している場合もありますので、より友達を作るきっかけになるでしょう。
塾や習い事を始めることも効果的
学校で友達を作ることが難しい子どもでも、塾や習い事の教室では友達が出来るということもあるようです。それはクラブチームと同様に、他校の子どもとも交流出来るからかもしれません。
ただし習い事については、「子どもが興味を示したものでなければ長続きしない」という場合もありますので、子どもが関心を持った習い事に通わせることが大切です。
おわりに
新入学・新学期を迎え、子どもに友達が出来るか心配している親も多いことでしょう。しかし子どものペースもあるので、長い目で見る必要がポイントとなります。そのためには、子どもの気質を把握しながら、無理のない範囲でサポートしていくことが大切です。何事も始まりは緊張するものですが、子どもにとってかけがえのない友達に出会えると良いですね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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