ほとんど保健室にいる【保健室登校】、教室への復帰はあるのか?

保健室登校
学校に行ったら教室で過ごすのが一般的ですが、何らかの理由によって学校の保健室で過ごしている子どももいます。完全な不登校に比べると学校とのつながりがあるので、いつか教室に戻る可能性もありそうですが、本当に復帰することはあるのでしょうか?今回は、保健室登校のメリットや教室に復帰させるためにできることなどについて、ご紹介します。

保健室登校ではどうやって1日を過ごす?

気分の悪い生徒
学生時代は教室で授業を受けるのが基本ですから、保健室登校と聞いてもどうやって過ごしているのか想像がつかない場合もあるかもしれません。まずは、保健室登校している子どもの、主な過ごし方についてまとめてみました。

教室に行かずずっと保健室で過ごしている

保健室登校では、1日を保健室でずっと過ごすパターンがあります。教室には一切顔を出さず、養護教諭と一緒に保健室にいるのです。基本的には、別で授業をしたりといった勉強指導はありませんが、学校で使うドリルを解いたりなど、自主的に勉強している子どももいます。学校は朝から夕方まで続きますが、保健室登校の場合は数時間だけ保健室に滞在し、放課後を待たずに帰ることもあります。
なお、保健室登校の有無の割合は以下となっている。

保健室登校の有無

休憩時間は仲の良い友達と交流する

保健室登校では、教室に顔を出さなくても友人と交流する場合があります。休み時間になると仲の良い友人がやってきて話したり、ちょっとした遊びをしたりするのです。場合によっては、お昼休みに外に出てみんなと遊ぶこともあるかもしれません。保健室登校だからといってクラスメートと完全に分断されているわけではなく、あくまでも普段過ごす場所が違っているだけで、交流は普通にあることも多いようです。

特定の授業では教室に行って参加する

保健室登校とはいえ、時々教室に行って授業を受ける子どももいます。好きな教科や好きな先生の授業なら参加できるという子は、その時間になると教室に行くのです。この場合はクラス全体との交流を保っているので、徐々に参加する授業が増えて完全に教室に復帰する可能性が高いといえるでしょう。現在の状況がキープできるように、周りがしっかりサポートしてあげることが大切です。

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保健室登校にはどんなメリットがある?

保健室
1日の多くを保健室で過ごす保健室登校ですが、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?最近子どもが学校に行きたがらない、すでに子どもが保健室登校をしているという方に、ぜひ知ってほしいメリットをお伝えします。

保健室に登校するだけでも出席扱いになる

保健室登校をする、大きなメリットの一つが出席扱いになることです。教室には行かず保健室で過ごす場合でも、みんなよりも早く家に帰る場合でも、学校には登校しているので欠席扱いにはせず出席として認められるのです。ただし学校によっては扱いが異なる場合もあるので、事前に学校側に確認した方が良いでしょう。また、小学生の間の出席はそこまで重要ではないかもしれませんが、中学生になると高校受験の際に内申点に響いてくる可能性があります。

クラスで孤立してしまうのを防げる

学校に行かない日々が続くと、久々に行ってみようかなという気になってもクラスメートとうまく馴染(なじ)めるかが心配になって、なかなか勇気が出ないことがあります。また、学校に行かないことに対して罪悪感を持ち、次の行動に踏み出せない子もいます。しかし、保健室登校で休み時間に友人と交流していれば、復帰してもクラス内で孤立することを防ぐことができるのです。子どもの勇気を無駄にしないためにも、保健室登校は役に立ちます。

不登校から教室復帰への段階になる

完全に学校に行かない不登校の時期を経験している子の場合は、保健室登校が一つのステップになります。不登校の時期が長ければ長いほど、いきなり教室に復帰するのはハードルが高くなってしまいますよね。保健室登校は、そんな子どもに対して学校に慣れる機会を作ってくれます。保健室にいるとクラスメートや先生たちが来てくれるので、だんだんと学校で過ごすことにも慣れてくるでしょう。保健室登校は、不登校から教室復帰をするための大事な段階になります。

保健室登校をしていた生徒の、教室復帰ありの割合は小学生44・1%、中学生32・3%をしめています。また、教室復帰までの平均日数は小学生は50.3日、中学生が47・1日です。

保健室登校からの復帰

復帰までの日数

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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》

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