防水スプレーで子どもの衣類や靴・小物を雨から守ろう!上手な使い方まとめ

走っている子ども
子どものお気に入りの服や靴で出掛けた時に、急に雨が降ってきてぬれてしまったことはないでしょうか。またバッグなどがぬれてしまうと、中に入っているものにまで染み込んでしまって困りますよね。今回は子どもの衣類や靴、小物などを雨や汚れから守ってくれる防水スプレーとはどんなものなのかに加え、上手に使うポイントをご説明します。もちろんパパやママも使えますよ。

そもそも防水スプレーってどんなものなの?

防水スプレー
防水スプレーを知っているというママやパパでも、実際はどんなものなのかを詳しく説明することは、なかなか難しいのではないでしょうか。ここではまず防水スプレーの知っておきたい基礎知識について説明していきます。

「防水」と「撥水(はっすい)」の違いについて

市販されている防水スプレーは、「防水」タイプと「撥水(はっすい)」タイプに分かれているということはご存じでしたか?どちらも水をはじくのでしょう?と思われるかもしれませんが厳密には「撥水(はっすい)」とは繊維の細かい目をふさがずに、玉のように水をはじくことを指し、「防水」とは繊維を全体的にコーティングし、水をまったく通さない状態のことを指します。このことから私たちが普段イメージしている防水スプレーの効果は「防水」だけでなく「撥水(はっすい)」タイプも含んでいるということになるのです。

どのようにして水をはじいているの?

ではここでは「撥水(はっすい)」タイプの防水スプレーについて説明したいと思います。主な撥水(はっすい)剤の成分には、フッ素とシリコンのふたつがあります。この成分がフッ素もシリコンも、糸の一本一本に成分がくっつくため、きれいに繊維上に並んで水をはじくのです。主に傘や雨具・レインコートなどにはシリコン系、フッ素系は衣類全般や革製品などに使用するのがオススメです。この二つの成分にも違いはあります。シリコンは水だけをはじき、フッ素は水と油をはじく特徴を持っているのです。そのためフッ素系のものは、防汚効果も期待できるので購入の際は覚えておくと便利です。

防水スプレーの弱点は摩擦に弱いこと

水や油をはじく効果が期待される防水スプレーですが、摩擦に弱いというデメリットもあります。このことからスプレーしたあとにどれくらい効果が持続するかは、使用頻度や環境などから一概には言えないようです。一度スプレーしたからずっと大丈夫、と思わず、靴ならお手入れごとにスプレーをしたり、衣類などは洗濯時の摩擦で撥水(はっすい)剤が落ちてしまったりするため、洗濯をするたびスプレーし直す、という頻度で使用するといいでしょう。

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防水スプレーの効果を引き出す使い方

子ども靴
防水スプレーを購入して使ってみても、使い方次第では効果がうまく出ない可能性があるようです。せっかく購入して使用してもなんだかイマイチだった、なんてあとで悔やまないためにも、きちんと正しい使い方をマスターして、お気に入りのものを雨や汚れから守りましょう。

下準備をしてからまずテストをします

汚れがあるものにスプレーをしても、その汚れとともに効果も落ちてしまうので撥水(はっすい)効果は長続きしません。洗濯したばかりのきれいな状態か、買ってすぐにスプレーするのがよいでしょう。また全体的にスプレーする前に、まず目立たない部分に吹きかけてみて、色落ちしないかなどを確認しましょう。そして防水スプレーをかける時は、必ず屋外の風通しのいいところで使用するようにしてください。屋外でも風向きに気を付けることが大事です。スプレーそのものを吸い込んでしまうと体調不良を起こしたり重度だと呼吸困難になったりする危険性があるので注意しましょう。

スプレーする時は離れたところから

防水スプレーを吹きかける時は、15cm以上離れたところから、しっとりと湿っている状態になるまで、まんべんなく全体にスプレーしましょう。ここで言う「しっとり」とは、脱水したあとの洗濯物のように湿った状態のことをいいます。スプレーの量が足りなかったり、ムラになったりすると効果が低くなってしまうので、少し大変かもしれませんが2回に分けてかけたりなどして丁寧に作業するとばっちりの仕上がりになります。

しっかりと乾かしてから使用します

撥水(はっすい)剤が定着しないうちに使用して雨にぬれるなどすると、繊維の表面にきれいに並べられた液剤が崩れてしまうため、効果が低くなる原因になってしまいます。効果を十分に発揮するには、スプレー後しっかりと乾燥させることが大事です。製品によって違いはありますが、乾燥時間の目安は約20分です。できれば使用する前の日までにはスプレーしておくといいでしょう。

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