集団登校でトラブルをおこさないポイント
集団登校の登校班は、住んでいる地域で区切るため、引っ越さない限り卒業までメンバーが替わりません。卒業までお互いが気持ちよく登校するためにも、トラブルはおこさないことが一番です。最後は、トラブルをおこさないように集団登校をするポイントをお話しします。
出発時間は厳守する
集団登校には、集合時間と出発時間があります。集団登校で一番難しいのは「誰か一人を待っていると全員が遅刻してしまう」可能性があることです。もちろん全員が毎日遅刻しないことがよいですが、健康状態や寝坊、忘れ物を取りに行くなど小学生ならではの理由があるでしょう。
全員が遅刻しないためには出発時間になったら待たずに出発することです。出発時間を厳守することで、待っている子どものストレスはなくなり、遅刻した子どもはみんなを遅刻させてしまうという「罪悪感」がなくなるかもしれません。集団登校の遅刻トラブルは「待たない」「待たせない」という、お互いにルールを守る厳しい対応をすることで減らすことができるのではないでしょうか。
相談は担当者か先生に直接する
集団登校は、さまざまな人が集まるため、どうしてもトラブルはおきてしまいます。トラブルがおきたときや困ったことがおきたときには、ママ友に相談するのではなく、担当者や先生に直接相談しましょう。担当者が先輩ママの場合は相談しづらく、つい同年代のママ友に相談しがちですが、登校班は近所づきあいと直結しています。内緒話のつもりで話したことが、あれよあれよという間に近所中のうわさになってしまうこともよくあることです。うわさ話は、尾びれを付けて広がります。トラブルを大きなものにしないためにも、問題はできるだけ小さな範囲で共有し、素早く解決しましょう。
また、直接対決も避けましょう。子どもに関するトラブルの場合は、親が感情的になります。トラブルが大きい場合は、冷静に対処できる先生に間に入ってもらうといいでしょう。
親は自分の目で確認してから対処する
集団登校のトラブルは、子どもからの訴えで発覚することがほとんどです。子どもが「後ろの子が押してくる」といえば、親はすぐにでも対処したくなります。しかし親は冷静になり、直接現場を確認するようにしましょう。低学年の子どもは上手に言葉で表現できないこともあります。後ろの子どもがつまずいて手があたってしまっただけかもしれません。ときどき集団登校の列の後ろからついていくこともトラブルを防ぐ手段です。
おわりに
小学校入学は、親にとっても大きな出来事で心配もひとしおです。子どもの言葉に一喜一憂してしまいがちですが、親がドンとかまえていれば子どもも安心して登校します。
集団登校はトラブルもありますが、子どもは親から離れ、親も子どもから距離をおいて見守るきっかけになるのではないでしょうか。
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「子どもの生きる力を引き出す!」をモットーにして、小学生二人の子育てをしています。現在は、30代後半になりましたが、武蔵野美術大学在学中から物書きを開始しました。職歴は、大学卒業後に会社員として働き、結婚を機に退職しました。現在はフリーランスのライターをしています。保持資格は、簿記3級と秘書検定2級と英検2級です。趣味は「資格の勉強」で、現在は保育士資格取得を目指して勉強をしています。
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