実際の食物アレルギーの対応はさまざま
食物アレルギーの対応は、市や地区によってさまざまです。また、給食を給食センターと学校内のどちらで作っているのか、調理員の人数は多いかなど、学校ごとにその対応が変わってきます。以下は実際にあった小学校給食の話です。
母親がお弁当を作って持たせている
とある小学校では、みんなが給食を食べる中、献立に似たお弁当が机に置いてある男の子がいました。彼は食物アレルギーを多数持っているため、母親がアレルギーを避けながらみんなと似た献立のお弁当を作り、学校へ持参させているそうです。この地区の学校では、卵・牛乳・鶏肉の除去ができますが、それ以外は対象外のため、母親が毎日お弁当を作っていたのです。
アレルギー品目を全て除去する学校
除去項目が決まっている地区がある一方で、調理時にアレルギーのある食物を取り分けて別鍋で作るなど、アレルギー品目に制限をかけずに個別に対応している地区もありました。チャンポンを調理するときも、ある生徒はエビだけを除去し、また別の生徒はイカだけを除去するなど、細心の注意を払いながら給食を作っているそうです。
除去食だけではなく代替食品を提供する学校
別の地区ではアレルギー品目を除去するだけでなく、代替食品の提供をしている学校もあります。オムレツを作る場合は卵や牛乳などを使用せずに、かぼちゃコロッケなどのオムレツに色味が似たメニューに替えてくれるそうです。アレルギーを持つ生徒にも、みんなと一緒に給食を楽しんでもらいたいという思いから始まったそうですよ。
おわりに
お子さんが食物アレルギーを持っていると、学校での過ごし方に不安を覚える人も多いと思います。文部科学省が促進しているとはいえ、学校によって対応方法はさまざまです。まずは担任の先生と良好な関係を築き、お子さんをアレルギーから守りましょう。
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1歳の息子がいるシングルマザーです。最近は息子とのお菓子作りにはまっています。
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