赤ちゃんのころは沐浴(もくよく)中にガーゼで顔を優しく拭いていてあげたものの、成長するにしたがって「いつから自分で洗顔をさせたらいいの?」を悩むママもいることでしょう。大人であれば、洗顔をすることは普通のことですが、小さな子どもにとっては未知のこと。今回は、子どもが自分で洗顔できる時期や洗顔せっけんを使うタイミングなど、注意点も含めてご紹介します。
子どもの洗顔。いつから自分でできるようになる?
「まだまだ小さいけれど、いつかは朝、自分で洗顔できるようにしないと。」とは思うものの、どういうタイミングで教えたらいいのか難しいですよね。ここで、子どもが自分で洗顔する理想の時期や注意点を見ていきましょう。
2~3歳までに習慣づけられることが理想的
朝、自分で洗顔できる習慣をつける時期としては2~3歳くらいが理想的とされています。この時期に毎日必ずできるように!ということではありませんが、ひとつの目安として考えておくといいでしょう。はじめのうちは2~3日に1回程度で軽くはじめてみる、という形で取り入れてみてはいかがでしょうか?
無理に自分でさせることは避けましょう
特にこの時期は、イヤイヤ期と重なる子どもも多いです。無理に自分で洗顔させようとすると、どんどん嫌になり、自分ですることを受け入れなくなります。子どもが安心するのであれば、まずは夜の洗顔を自分でさせてみる、もしくはママの手で朝の洗顔をしてみるなど、やり方を工夫してみましょう。子どもは「やる気スイッチ」が入れば、自然と自分でやるようになります。子どもの意思を大切にしながら、無理はさせないようにするといいですね。
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子どもに洗顔せっけんって必要なの?
大人であれば、皮脂や化粧など、汚れを落とすために洗顔せっけんなどを使うのは一般的です。しかし、子どもにも同じように使っていいの?そこで、子どもが洗顔せっけんを使う時期についてご紹介します。
子どもが小さいうちは水・ぬるま湯でOK
子どもの洗顔には、水もしくはぬるま湯でからはじめてみましょう。赤ちゃんの時期ももちろんですが、肌に直接触れる洗顔料やボディソープは、湿疹やかぶれを引き起こす場合もあります。洗い残しでお肌にトラブルがあってはつらいですよね。小さい子どもはまだまだ皮膚も薄くて乾燥もしやすいです。洗顔料を使って皮脂を洗い流しすぎ、乾燥の原因になるかもしれません。
洗顔せっけんは思春期以降で問題なし
「では、洗顔せっけんはいつから使うといい?」皮脂の分泌が多くなる思春期ころから使いはじめるといいでしょう。思春期は、特にニキビなどの肌トラブルに悩まされがち。ニキビは、分泌された皮脂が肌に残り、毛穴が詰まってしまうことが関連しています。
また、思春期ではメークに興味を持ちはじめる女の子もいます。水やぬるま湯では落としきれない皮脂や汚れが肌に残るのはいけないので、洗顔せっけんを使うようにするといいでしょう。
大切なのは自分で洗顔する習慣をつけること
そもそも子どもに洗顔をさせるのは、「汚れを落とすこと」が目的ではありません。水を怖がることなく、自分で洗顔をする習慣をつけさせることが目的でもあります。自分で顔を洗う習慣が身についていないと、将来成長したのちに、メークや皮脂の汚れがうまく洗い流せず、ニキビなどの肌トラブルを引き起こしやすくなります。小さいころから顔に水をつけることに慣れておき、徐々にしっかり汚れを落とせるように洗顔できる力を身につけていくといいでしょう。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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