子どもが成長するごとに、親はさまざまなことを教え・しつけていく必要があります。特に食に関しては、離乳の時期を過ぎれば自分で食べるようにしていかなければなりません。同時に飲み方も、いつまでもストロー飲みというわけにもいきませんよね。
そこで今回は、赤ちゃんにコップ飲みの練習をさせる際のコツや注意点についてご紹介します。
コップ飲みをはじめる時期と事前準備
「赤ちゃんがコップ飲みへと移行する時期はどれくらい?」多くのママが疑問に感じているのではないでしょうか?ここでは、コップ飲みをはじめる時期の目安や、それまでの事前準備・ステップについて見ていきましょう。
コップ飲みをはじめるのはいつごろがいい?
コップ飲みの練習は、離乳食の進み具合を見ながらはじめることがおすすめです。離乳食が2回になった7~8カ月ころが、コップ飲みの一つのはじめどき。それから3回になった9~11カ月くらいの間にコップ飲みの練習をするご家庭が多いです。
ただし、必ずしもこの時期にはじめなければならないというわけではなく、あくまでも目安として覚えておきましょう。
コップ飲み練習に向けた事前準備
コップ飲みの練習は、すぐにはじめられるわけではありません。スタートする前にある程度ステップを踏んでおくことで、スムーズに取り組むことができるでしょう。まずは離乳食初期の生後5~6カ月ころには、自分で容器を持てる・スプーンで飲み物が飲めるようにしておきます。
例えば口にスプーンを入れると嫌がる場合、コップ飲みの練習はまだまだ先です。上唇・下唇を使い、スプーンで飲めるようになることがポイントです。
練習をはじめるタイミングは?
コップ飲みの練習をはじめてもいいかな?という目安は、赤ちゃんの様子から判断してみてください。例えば、空のコップを一人で持っていられる・コップに関心を持ちはじめたなどの行動が見られたらはじめどきといえるでしょう。
食べ方の状況も見ながらコップを持たせてみるといいですね。
合わせて読みたい
コップ飲み練習のポイント
赤ちゃんにコップ飲みを練習させようと考えたなら、練習時に押さえておきたいポイントを頭に入れておきましょう。スムーズに練習をスタートさせられるよう、ママにとって必要な準備を整えておくことが重要です。
まずは親が飲むまねをしてみせる
赤ちゃんはまねっこが大好き。特に大好きなママやパパがしているしぐさを見て、同じようにしてみることを好む赤ちゃんも多いのではないでしょうか?コップ飲みについても、まずは親がコップで飲むしぐさを赤ちゃんに見せてみましょう。
楽しそうに・おいしそうに見せるのがコツ。親が楽しそうにしていると、赤ちゃんも自分でやろうという意欲がわいてくるはずです。
はじめは一緒に手を添えて角度を調節して
赤ちゃんは重力などに意識が向いていません。どんな角度だとコップの中の水がこぼれてしまうのか、判断できないでしょう。そのため、はじめのうちは親がコップを一緒に持ってあげて、飲む際の角度を調節してあげることがポイントです。
一人で持たせたら、一気に角度を変えて顔に飲み物がかかってしまった、という失敗談もよく聞かれます。ビックリさせてしまうと、その後の練習に差し支える場合もあるので、まずは親が手を添えて練習してみましょう。
練習に適したコップ選びを
はじめのうちは飲み口が広く、小さめの器を用意して練習してみることがポイントです。例えばおちょこのような大きさだと、赤ちゃんも持ちやすく中身が見えるので練習に適しています。ヤクルトの容器なども軽くて持ちやすいです。
少しずつ慣れてきたら、両サイドに取っ手がついたトレーニング用のコップを使うといいでしょう。一方で、おもちゃにしてしまわないよう必要に応じて注意しながら与えるといいですね。
合わせて読みたい
長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。