保育園や幼稚園とは違い子どもが小学校に上がると、親の目の届かない部分も増え、心配事も増えます。その中でも、一番心配なのはお友達とのトラブルではないでしょうか。子どもがお友達とトラブルになったときにはついつい口を出してしまいたくなるのが親心ですが、本当にそれでいいのでしょうか。親が取るべき対応などをまとめました。
子どもが友達とケンカ!そのとき親は?
子どもが小学校で友達とケンカをしたとなれば心配で親としては放っておけない!となりがちです。また近年では、実際に子どものケンカに親が出ていくケースも増えています。本当にそれでいいのでしょうか。子どもが友達とケンカしたときに親ができることとは何なのでしょうか。
子どものケンカに親は口出ししない
小学生同士のケンカはよくあることです。ちょっとしたことでケンカになり、ケンカになってもすぐに仲直りします。それを親が口出ししてしまうと余計にややこしくなってしまい、解決まで時間がかかってしまいます。また親が指示することにより、子どもには自分で解決する力がつきません。子どもの成長のためにはある程度のケンカであれば見守っておくことが必要なのです。
子どもが相談してきたときはどう対応する?
では、子どもが「友達とケンカをした」と相談してきた場合はどう対応すればいいのでしょうか。大切なのは子どもの気持ちに共感してあげることです。もし子どもが間違っていた場合でも最初から否定するのではなく、まずはしっかりと子どもの話を聞いてあげましょう。そしてあれこれ口出しせずに、子どもが意見を求めてきた場合にのみアドバイスをしてあげればいいのです。
なかなか解決しない場合は先生に相談
子ども同士のケンカに親は見守っておくのがベストですが、なかなか解決しない場合は小学校の先生に相談してみるのもいいでしょう。どうしても親は子どもの見方になってしまいます。その点、学校の先生は中立の立場で子どもたちの意見を聞き解決に導いてくれるでしょう。先生に相談することで大きなトラブルになることも防ぐことができます。
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子どもが話しやすい環境を作ろう
小学校低学年の頃はこちらから聞かなくても学校であったことなどいろいろ話してきますが、高学年になってくるとあまり話さなくなってしまいます。そうなると子どもが何かトラブルを抱えていたとしても気付くこともできません。まずは日頃から子どもが話しやすい環境を作っておきましょう。
子どもが親に言いたくなくなる理由とは
子どもが友達とのトラブルを抱えていた場合に親に言い出せないのは、言えば怒られるかもしれないということや、言っても分かってもらえないからといったことが理由のようです。確かにケンカとしたと聞くと「どうして?」「ダメじゃないの!」というようなことを言ってしまいがちですが、それではますます子どもは何も話してくれなくなってしまいます。
話をしやすい時間を作ってあげよう
子どもが学校から帰ってきたときに元気がなかったら心配になってしまいますよね。そんなときは「何かあったの?」「どうしたの?」と質問責めにするのはよくありません。心配なのは分かりますが、明るい雰囲気で迎えるのがポイントです。そして一緒に料理を作ったり、一緒にテレビを見たりして子どもが自分から話せるような時間を作ってあげましょう。
日頃のコミュニケーションが大事
子どもが何かあったことに気付いてあげられるかは、普段から子どもの様子をしっかり見ているかどうかで変わってきます。忙しい毎日でも子どもと話す時間は作っておきたいところです。また親自身の失敗話やつらかった話などをするのもオススメです。すると「実はこんなことがあって…」と子どもも話し出してくれるかもしれません。
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元気すぎる男児2人の母ちゃんです。毎日バタバタ走りまわっています。
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