母乳トラブルへの対処と授乳のポイント
長い授乳生活を乗り切るためには、赤ちゃんとママにとって楽な方法を見つけることが大切です。授乳にはさまざまな方法や説があるため「一体どうすればいいの!?」と困ってしまうママもいるかもしれません。まずは赤ちゃんの飲み方をよく観察することと、早めに専門家に相談することが大切です。
授乳の所要時間と間隔をチェック!
おっぱいにしこりができたり、母乳の出が悪くなったりと、授乳に関するお悩みごとがあるときは、まず赤ちゃんの飲み方をチェックしましょう。
授乳の観察ポイント
- 1日に何回授乳しているか
- 1回の授乳で左右それぞれ、何分ずつ飲んでいるか
- 赤ちゃんの吸い付き方、喉の動きに変化はないか
- 赤ちゃんの体重増加が急に止まっていないか
これらの情報を記録するために、育児日記をつけることもおすすめです。スマートフォンで記録できる無料アプリもあるので、ぜひ探してみてください。記録をとっていれば、専門家に相談する際に役立てるでしょう。
対処法は両方授乳する・専門家に相談する
おっぱいトラブルがうつ乳や乳腺炎に発展したとき、一番の対処法は、しっかり赤ちゃんにおっぱいを飲ませることだといわれています。母乳を片方しかあげておらず、授乳の間隔が空いてしまった場合は、左右均等にあげることを意識しましょう。特に片方で30分以上あげている場合は、20分程度で切り上げて、赤ちゃんにもう片方のおっぱいをすすめてみましょう。
自己対策だけでなく、専門家に相談することも大切です。授乳に関して気になることがある際は、早めに助産師に相談しましょう。母乳や乳腺の状態をチェックしてくれますよ。すでに母乳外来を受診している人も、なかなかトラブルが解消しない場合は、医師や別の助産師にセカンドオピニオンを求めてもよいでしょう。
おわりに
授乳生活は思ったようにいかないことが多いものです。しかしその分、授乳中のスキンシップを通じて、赤ちゃんとの愛情を育むことができます。ママと赤ちゃん、両方にとって心地よい授乳ができるように、日頃から授乳の様子を観察し、気になることがあれば早めに専門家を頼ってくださいね。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
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30代、保育士。夫と未就学児の長男・小学生の長女の4人家族。初めての出産で分娩トラブル、乳腺炎、産後クライシス、保活失敗など…数々の「洗礼」を受けた経験から『特別なことをするのではなく、地に足の着いた育児』をモットーに、日々奮闘しています。現在は認定こども園で働く傍ら、ライター業にも従事。
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