子どもの「ペットロス」とそのサインは?
ペットロスとは、ペットの死をきっかけとして身体や精神面に不調をきたすことです。子ども、大人ともになる可能性があります。ただ、子どもの場合はペットの死がトラウマ(心的外傷)になってしまうこともあるので注意深く見守ることが必要です。ここでは、ペットロスのサインと対処法について紹介します。
ペットロスの症状ってどんなの?
いつもの元気がなくなる、食欲がなくなる、夜に眠れない・何回も目が覚める、情緒不安定になるなどの症状が見られます。また、子どもの場合はペットが死んだ原因は自分にあるのではないか、と自分自身を責めてしまうこともあるようです。症状の程度には差がありますが、症状が出ている場合は親がしっかりフォローしてあげましょう。
子どもがペットロスになった時の対処法
無理に死を突きつけるのはよくありません。「まだ側にいるかもしれないね」「ペットの分まで頑張ろうね」などといったように、寄り添いながら支えていきましょう。また、悲しみを表現するのが難しい子どもの場合は、子どもが話をしやすいように、何を感じているのか聞き出してみるのもいい方法です。話しているうちに思いを昇華させることができるかもしれません。
とにかく悲しみを共感することが大事
一番大事なのは、子どもと一緒に悲しみを共有し、共感してあげることです。家族同然のペットが亡くなって悲しくない人はいません。いつまでも泣いていることを怒ったり、自暴自棄になっていることを注意したりするのではなく、子どもが感じている気持ちを尊重してあげるようにしましょう。これも、ペットを飼っていたからこそできた、大切な経験のひとつなのです。
おわりに
子どもにペットの死を伝えるのは難しいですが、その子に合った方法で伝えるようにしましょう。そして、子どもの思いに寄り添い共感することで自然と悲しみが癒やされていくのをフォローしながら見守ることが大切です。
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2人の男の子のママとして毎日奮闘中!医療業界で働いていた経歴を生かし、健康・子育て情報を発信するフリーライター。
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