スマホネグレクトを予防する方法
自分では気がつきにくいスマホネグレクトは、ただ意識をするだけではなく、具体的な対処法を用いて予防することをおすすめします。そもそもスマホネグレクトを引き起こしてしまうような状態は、一種のスマホ依存症になっている恐れがあります。
物理的に隔離する
一番有効な対策は、スマホを物理的に隔離してしまうことです。すぐに手にとれる環境にあるから、ひまな時間につい触ってしまうのです。「食事中は玄関に置いた充電器にさしておく」というような守りやすいルールを作って、徐々に隔離する時間を延ばしていきます。「家のなかでは電話の音以外は消音にしておく」といった設定上の管理も有効です。ラインやメールの通知音が鳴れば、すぐに確認したくなる気持ちがわきますから、最初から気づかないようにしておくわけです。そして、いちいちとりにいくのが面倒な場所をスマホの定位置にしておくことをおすすめします。
生活時間にメリハリをつける
スマホに依存しがちな人は、ちょっとしたすき間の時間にスマホを手にとり、だらだらと使い続けてしまうことが問題です。家事や育児の合間のちょっとした息抜きのつもりが、つい長くなってしまうというケースはおおいでしょう。こうした状態を予防するには、生活時間にメリハリをつけることです。子どものことに集中する時間、生活周辺に使う時間を決めて、スマホを使うのはなるべく子どもがいない時間に限定しましょう。やることをやってしまえばスマホを使える!と思えば、てきぱきと行動できます。まとまった自由時間ができれば意外にスマホではないことをしたくなるかもしれませんよ。
おわりに
幼い子どもたちは、常に自分が世界の中心です。大人の都合は考えてくれませんし、いつも自分を見ていてほしい、愛情をかけてもらいたいと願っています。それをすべて受け止めるのは大変なことです。ひとりで家事育児を担っているママには、息抜きも必要です。それがスマホネグレクトにつながらないように、まずは周囲に助けを求めてください。スマホに夢中になって子どもの声に気づかない状態は、心が休息を求めているサインです。
ピックアップ
子どもたちも大学生になり、自分の子育てはひと段落。保育士として、地域のコーディネーターとして、子育て支援・子ども支援にかかわっています。ゆる~く子育て楽しみましょう!
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