子どもの集中力アップに親ができること
子どもの集中力アップのためには、子ども自身が努力をしなければならないのは当然のことですが、小学生のうちは親の協力も欠かせません。といっても、特別なことではありません。ここでは、すぐに始められる“親ができること”を二つご紹介します。
子どもの生活環境を整えてあげよう
生活の基本である、十分な睡眠と食事。集中力を発揮するためにも大切なことです。睡眠不足であくびをしているようでは、集中することはできません。睡眠をしっかりとることで脳を休めることができ、翌日も元気に活動することができます。夜は静かな環境で眠らせてあげましょう。また、食事をしっかりとること、中でも朝食がポイントです。脳のエネルギーとなってくれる糖質を積極的に取り入れましょう。手軽なものとして、バナナがおすすめです。
睡眠と食事に加え、子どもが勉強するときの環境にも配慮を。勉強しようとする子どもの周囲から、スマートフォンやマンガなど、気の散りそうなものは片づけましょう。子どものものは、子ども自身で片づけるよう声をかけるといいでしょう。加えて、テレビの音にも注意を。リビングなどで子どもが勉強するときは、必ず消しましょう。
子どもの頑張る姿に関心を持ち、ほめる
最初は思ったように集中力が続かないかもしれません。それでも、毎日決まった時間に机に向かって頑張っている子ども…。1日15分であっても、毎日決まった時間に勉強ができていたら、「毎日勉強をするようになったね」「頑張っているね」とほめてあげてください。ほめられた経験は子どものモチベーションを高め、「もう少し頑張ってみよう」という向上心につながります。また、ときどき子どもにノートや教科書を見せてもらい、どんなことを勉強しているのか関心を持ちましょう。親が見守り、ほめる姿勢は、子どもの集中力をアップさせるためにも大切なことです。
おわりに
子どもの集中力をアップさせるためにポイントとなる「子ども自身の行動」と「親の行動」についてご紹介しました。取り組みを始めたからといって、劇的に変化が起こるとは限りません。しかし、毎日積み重ねていくうちに、少しずつ成果が表れてくるでしょう。長い目で子どもを見守りましょう。
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企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
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