子どもとのコミュニケーションを図る場所として、お風呂が注目されています。最近では子どもとお風呂に入って、会話をしたり、時に勉強をしたりすることが「浴育」と呼ばれているのです。今回は、浴育にどのような効果があるのかをご紹介していきましょう。
浴育って何?
浴育とは、子どもと一緒にお風呂に入って、お風呂の楽しさを学ぶことです。子どもが小さいうちは一人ではお風呂に入れないので、お父さんかお母さんが一緒に入りますよね。その時に会話をすることで、浴育でコミュニケーションを図ることができるのです。
50%の親子が浴育している!
子どもとコミュニケーションを取ることが子育てで重要になりますが、一番のコミュニケーションの場は食事中です。東京ガスの「浴育のすすめ」によると母親は63・2%、父親は83・8%が食事中にコミュニケーションを図っているそうです。食事の次にコミュニケーションが高いのが、なんとお風呂なのです!お風呂でのコミュニケーションを行っている人は約50%いるため、コミュニケーションの場所として大注目されているのです。
浴育って何をするの?
裸の付き合い、という言葉があるように、お風呂に向かい合って座りながら話をする機会が作れます。今日楽しいことがあった?と質問をしたり、今興味があることを聞いたりと、子どものことを知るチャンスでもあります。また、子どもがお父さんの仕事を聞いたり、お風呂の中で九九を覚えたりと、勉強になるようなコミュニケーションもあります。
合わせて読みたい
親子のお風呂はいい思い出
半数以上の大人が「子どものころに親とお風呂に入った」と答えるそうです。また、親とお風呂で遊んで楽しかったと答える人が最も多いようで、親子でお風呂に入ることは、子どもにとってよい思い出になると言えます。
浴育は休日だけ行っても効果はある
子どものお風呂係は、どうしてもお母さんが対応することが多くなってしまいます。平日は仕事で子どもが起きている時間に帰れないと言うお父さんもいるかもしれませんが、休日だけの浴育も効果はあります。平日から子どもと一緒にお風呂に入るお父さんも少なくないようで、イクメンという言葉が流行している現代は、平日に浴育をしている家庭も多いのではないでしょうか。
お父さんが浴育をするメリット
育児をしていく上で、どうしても母親が育児のメインになってしまいがちです。お父さんが浴育をすることで、子どもとのコミュニケーションの場所が増えます。それ以外にも、子どものお風呂を父親に任せることで、母親が別の家事に手を付けたり、ゆっくりと自分一人の時間を過ごしたりすることができます。子育ては夫婦で力を合わせて行うものですので、お父さんが浴育をするメリットは多いです。
子どもはお父さんとのお風呂が好き
日ごろ一緒にいるお母さんよりも、お父さんとお風呂に入りたがる子どもは多いようです。それ以上に、子どもとお風呂に入るのが好きと答える父親は約9割いるようです。父親の育児参加のチャンスでもあり、子どものことを知る時間でもあるため、楽しんでいる人が多いようです。
合わせて読みたい
20代後半。家族構成は妹と妹の息子です。大学卒業後機械メーカー勤務、その後ライターになるために脱サラ。現在は塾講師とライターで生活しています。教員免許中学・高校 数学理科を取得。子どもが自ら考えて成長できる場を作っていきたいと考えています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。