チョコレートといえば虫歯の大敵。チョコ好きの子どもは多いですが、親としては虫歯が心配ですよね。虫歯が心配だけど、子どもはチョコレートを食べたがる・・・…悩むパパ・ママの救世主となってくれるのが、キシリトールチョコレートです。「ガムなら聞いたことあるけど、チョコレート?!」と驚いた方もいるかもしれません。今回は、食べて虫歯予防ができるキシリトールチョコレートについて詳しくお伝えします。
食べて虫歯予防?キシリトールチョコレート
チョコレートといえば子どもが大好きなお菓子の一つ。普通のチョコレートだと虫歯の心配がありますが、キシリトールチョコレートはなんと虫歯予防ができてしまうんです!キシリトールガムはよく見かけますが、キシリトールチョコレートはどんなものなのでしょうか。
歯科医師が開発したチョコレート
キシリトールチョコレートは、長野県松本市の神谷歯科院長・神谷誠先生が開発した歯科医院専売のチョコレートです。あめやガム、チョコレートなどの甘いお菓子は昔から虫歯の天敵とされてきました。子どもたちは大好きなのに、「虫歯になるから食べちゃダメ」と言われてきたチョコレート。これを逆手に取って、なんとか虫歯予防ができないものか…と考えた結果生まれたのが、このキシリトールチョコレートでした。
チョコレートの主原料であるカカオは、虫歯の原因にならないばかりか、リラックス効果やダイエット効果などがあるとされるほど。チョコレートの原料の中で虫歯の原因となるのは、ズバリ砂糖。神谷先生はここに着目し、砂糖を使わないチョコレートの開発に取り組んだのです。
キシリトールが虫歯菌の繁殖を防いでくれる
キシリトールチョコレートで甘味料として使われているのは、名前にあるとおりキシリトール。自然界では多くの野菜や果物に含まれる天然の甘味料です。キシリトールには唾液分泌の促進や再石灰化(酸で溶けてしまった歯にミネラルを補充する)の促進、虫歯菌のエサとなる酸を産生しない、虫歯菌の代謝を阻害するといった特徴があります。
キシリトールチョコレートの甘味料は100%キシリトールで、砂糖は一切使われていません。少しでも砂糖が配合されていれば、虫歯予防はできなくなってしまうからです。
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キシリトールチョコと普通のチョコの違い
キシリトールチョコレートは、まず砂糖が一切使われていないという点で一般的なチョコレートと異なります。砂糖が含まれないという特徴により、ほかにもいくつか普通のチョコレートと異なる点があるのです。どんな違いがあるのかを見ていきましょう。
1:歯磨きのあとでも食べられる
普通のチョコレートは砂糖が含まれているので、食べたあとはしっかり歯を磨いて、虫歯菌が増殖しないように注意する必要があります。でもキシリトールチョコレートは、先ほどもお伝えしたように、砂糖と違って口の中で酸を産生しません。
キシリトールチョコレートを食べるタイミングは基本的にいつでもOK。でも、虫歯予防の効果を高めたいなら、歯磨きのあとや寝る前がおすすめです。噛まずにゆっくり口の中で溶かしましょう。子どもは1日1回1粒程度、大人は1日3回で1回1~3粒程度を目安に摂取してくださいね。
2:食べても血糖値が上がらない
普通のチョコレートに含まれる砂糖は、食べると血糖値を上昇させます。健康な人はインスリンというホルモンが分泌されて血糖値が徐々に下がりますが、糖尿病の人はそれができません。そのため、糖尿病の人は急激な血糖値の上昇を避ける必要があり、砂糖をはじめとする糖質を制限しなければならないのです。その点、キシリトールはインスリンがなくても体内に吸収されるので、血糖値が上がることもありません。
また、キシリトールのカロリーは砂糖の4分の3ほど。血糖値の急上昇はダイエット中の人も避けたいことですし(太りやすくなるとされています)、ダイエット中の人にもおすすめです。
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台湾在住の30代。2011年日本語教師として台湾へ、2013年結婚。3歳年上の台湾人夫と猫1匹と仲良く暮らしています。2015年秋から在宅Webライターとして活動。2013年末からゆるーく妊活継続中。
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