駄々をこねる子どもには必ず理由がある【3~6歳児】

子どもの成長に合わせた駄々こね対策を

青空と家族
子どもの駄々こねはわがままではなく、成長の証し。では、子どもの駄々こねにパパやママはどう向き合えばよいのでしょうか。ポイントとなるのは子どもの気持ちに寄り添うこと。「わがまま言わないの!」「もう知りません!」と、一方的に叱ったり、その場を早く切り抜けたいために子どもの要求を簡単に受け入れたりするのはNGです。では、どのような受け止め方をすればいいのか、考えてみましょう。

子どもの年齢に合わせた受け止め方を

子どもが駄々をこねたとき、「お菓子が欲しいんだね」「だっこしてほしいのね」と、まずは子どもの気持ちを受け止めましょう。「受け止め」があることで、子どもの中に「自分の意見を聞いてもらった」という信頼感や安心感が生まれます。そのうえで「今はたくさん荷物を持っているので、だっこできないんだ。ごめんね」と要求が受け入れられない理由を説明しましょう。

「幼児期はたくさん甘えさせてあげましょう」と育児本などに書かれていますが、「甘えさせる」とは「受け止める」という意味に近いところがあります。決して「無条件に子どものいいなりになって、甘やかすこと」ではありません。

3歳ぐらいになると、きちんと説明すれば納得してくれることもあります。さらに、4歳以降にはものごとを時系列で理解できるようになり、「今はダメだけど、誕生日に買ってあげられるよ」といった話もわかるようになります。さらに5歳、6歳と年齢が上がると理解力はアップし、我慢もできるようになり、少しずつ駄々をこねるシーンも減っていくでしょう。
 

駄々をこねられる前の防止策も有効

「子どもが駄々をこねたとき、こうすれば大丈夫!」という特効薬のようなものはありません。駄々をこねる子どもの気持ちと向き合い、心を育てることで、子どもは成長とともに少しずつ駄々をこねなくなっていくでしょう。一方で、少しでも子どもの駄々こねを減らす工夫をしてみてはいかがでしょうか? 出掛けるときには「今日はジュースやお菓子は買わないよ」とあらかじめ宣言するなど対策をしておけば、パパやママが心に余裕を持って子どもと向き合うことができます。

おわりに

子どもの駄々こねは自分主張のための手段です。自我がきちんと育っているということは、子どもが順調に成長しているしるしです。パパやママが子どもの自我を認め、我慢することを教えることは、子どもが大きくなって、友だちなどとコミュニケーションを図るときのベースとなることでしょう。

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