さらにこんな道具があると便利
身の回りにある道具を使うと、より快適にタクシーを利用できます。
(3)抱っこひもを活用
自分はシートベルトを締めた状態から前抱っこで赤ちゃんを抱きかかえると、手だけで抱っこするよりもしっかり赤ちゃんを支えられます。ただし抱っこひもごとシートベルトを締めると、赤ちゃんが圧迫されけがをする可能性があります。また、急ブレーキの際にシートベルトのロックが遅れ、赤ちゃんが前の座席にぶつかる可能性があります。必ず大人、シートベルト、抱っこひも(赤ちゃん)となる順番にして必要以上に大人の体が前に出るのを防ぎましょう。
(4)シートベルトの補助具を活用
3点式シートベルトを安全にしめるためには、骨盤の両端分と、左右どちらかの鎖骨の3カ所にシートベルトがあたるように着けるのが正しい着用のしかたです。仮に赤ちゃんが一人すわりできても、大人用のシートベルトを締めようとすると、首にシートベルトが食い込んだり顔がこすれたりしがちです。そのため下からシートベルトを少し引っ張る道具としてシートベルトヘルパー、シートベルトサポートといった補助具が市販されています。構造は比較的シンプルで自作することもできるため、一つ用意しておくと便利ですよ。
(5)ベビーカーを活用
ベビーカーのなかには、取り外して車でチャイルドシートとして使えるトラベルシステムタイプのものがあります。タクシーなどに乗る機会が多いのであれば、このタイプのベビーカーを取り外し、座席部分をタクシーに取り付けてもらえないかお願いしてみましょう。
(6)チャイルドシートありでタクシーに乗る!
いくら法律上ではタクシーのチャイルドシート着用義務がないとしても、車の座席が大人向けに設計されていることには変わりません。そこで事前に申し込んでおけばチャイルドシートを付けてくれる場合があります。長距離移動する場合や、あらかじめタクシーに乗るのがわかっている場合は問い合わせておくとよいでしょう。
(7)予約時に料金を確認しておくのがおすすめ
タクシー会社によっては子育てタクシー、キッズタクシーといって後部座席にチャイルドシートを装着して迎えに来てくれる場合があります。しかし準備の都合上、事前の予約が必要です。また、チャイルドシートを付けたタクシーは料金が距離制ではなく、30分2500円、2台目チャイルドシートは有料など通常のタクシーと異なる料金体系になっていることがあります。予約の際は、チャイルドシートを付けられるかどうかだけでなく乗車区間を伝えておおよその料金を確かめておくと安心です。
おわりに
法律的にはチャイルドシートを付けなくても赤ちゃんはタクシーに乗車できます。しかし乗車頻度が多かったり長距離を移動したりする場合には、しっかりと対策をしておきましょう。チャイルドシートを付けることも含めて一度タクシー会社に相談してみるのがおすすめです。そして運転手さんに「赤ちゃんが乗るので安全運転でお願いします」と伝え、ゆったりとした走行を心がけてもらいましょう。
ピックアップ
30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。