ギャングエイジの子どもにできることは?
ギャングエイジは友達を選ぶようになり、それに伴って人間関係のトラブルが起こりやすくなります。子どもは未熟でトラブルに対処しきれないこともありますから、親の支えが重要です。以下に、ギャングエイジの子どもに親ができることをお伝えします。
子どもの様子をしっかり気にかける
ギャングエイジの子どもは、何かトラブルがあっても親にいわないという特徴があります。しかし、何かあれば親がきちんと対処してあげなくてはいけません。そこで、子どもが学校から帰ってきたら子どもの様子を観察し、何か変化がないかを気にかけてみましょう。どこかにけがをしていたり、何となく元気がなかったりとトラブルを予感させるサインが出ているかもしれません。
子どものサインに気がついたら声をかける
学校から帰ってきた子どもの様子におかしいなと気づいたら、声をかけてあげましょう。もしこのとき、「〇〇くんと何かあった?」と直接聞いてしまうと驚いて余計に何もいわなくなってしまうリスクもあるので、「今日は遅かったね」「元気なさそうだけど給食は食べた?」とちょっと遠回しに声をかけてみましょう。自分の変化に気づいてくれているんだなと感じると、子どもは安心しますし、何かあれば相談してくれるはずですよ。
悪いことをしていたらはっきり叱る
ギャングエイジの時期に関わる相手は、必ずしも良い子だとは限りません。もしかすると悪い子と関わっていたずらをしたり、世間的に良くないことをしたりしていることもあります。もしもわが子が危ないことに手を染めていると感じたら、親としてはっきりと注意しましょう。この時期に付き合う相手を間違えてしまうと、将来困ったことになりかねません。ギャングエイジの頃は親の存在も大きいので、威厳を見せてはっきりと叱り、早めに更生させることも大切です。
おわりに
ギャングエイジは、遊ぶ友達を選ぶようになる時期です。友達同士の世界に、より重点が置かれるようになり、親に秘密を持つようにもなります。誰にでもある変化ですが、時には友人とトラブルを起こすことも考えられます。子どものピンチには気づいてあげられるよう、普段から様子をしっかりと見て、変化に気づけるようにしておきましょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。ご了承ください。
ピックアップ
福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。