万が一、子どもがいじめる側になってしまったら
ここまでは、子どもがいじめる側になる原因とその対策について確認してきました。しかし、いかに親が対策をしたとしても、子どもがいじめる側になってしまうことがあります。この場合も、その後の対応をきちんとすることで、いじめをしない子どもにすることができます。
まずは、いじめの内容と理由を把握する
子どもがいじめる側になってしまった場合に、まず行わなければならないのが、その内容と理由を把握することです。内容と理由をきちんと把握しないと、その後に子どもと向き合うことができません。
たたいた、物を隠すなどの意地悪をしたなど、いじめの内容を具体的に把握することは比較的簡単です。しかし、その理由については踏み込んで把握する必要があります。腹が立っただけでなく、なぜ腹が立ったのか、何にむかついたのかまで確認するようにしましょう。
悪いことをしたことを理解させ、対策を練る
いじめの内容と理由を把握したら、次に悪いことをしたことを理解させます。自分が同じことをされたらどう思うかを考えさせ、相手の立場にたった考え方をすることを身に付けさせます。
しかし、その場で悪いことをしたことを理解させるだけで終わってはいけません。物事をよい悪いだけで判断しているのか、自分をコントロールすることができないのか、いじめをした原因を把握し、原因に応じた「いじめる側にならないための対策」を行う必要があります。
おわりに
小学生までの子どもは、心も身体もまだまだ未発達な部分が多いです。いじめる側になってしまう可能性も十分あります。親としては、自分の子どもがいじめる側になってしまう可能性があることを十分に理解し、普段から子どもと向き合う必要があります。常に子どもの状態を観察し、健やかに成長できるように見守りましょう。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新の物とは異なる場合があります。ご了承ください。
ピックアップ
企業取材や社史制作をメインに、子供の出産を機に教育や会計などの記事も手がけています。家族は小学生高学年の娘、夫。関心事は教育やライフプランのことなど。「これからの時代を生きるために必要な力って何?」をテーマに、日々考えています。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。