身近に放置子がいた場合はどうしたらいい?
子どもが小学校へ通うようになれば、たくさんのクラスメート・友人ができることでしょう。もしも身近に放置子がいて、わが子が接することになった場合、親としてどのようにするといいのでしょうか?
構いすぎるとトラブルの原因にも
親が気づかないうちにわが子が放置子と仲良くなっていて、自宅にあがってきたという声もよく聞きます。そのままにしておくと、毎日やってきては長時間居座る可能性もあり要注意です。放置子の場合、なかなか大人の言うことを聞いてくれない場合が多いのです。
ただし、両親に直接何か言いにいくことはやめておきましょう。多くの場合、放置子の親は非常識な性質を持っていることがあるからです。大きなトラブルの原因にもなるため、クラスメートや学校関係の子どもであれば、担任や学校関係者に相談する方法もありです。親同士で解決するのではなく、第三者の協力を得るようにしましょう。
公的な機関へ相談することも大切
放置子に対し、はじめのうちはかわいそうだなと思って接していると、どんどん家庭のプライベートな部分にまで入り込んでくる可能性もあります。突き放すこともできますが、そのまま放っておくと、育児放棄の結果悲しい事件が起こってしまう恐れもあります。
放置子も、好きでそのような状況で暮らしているわけではありません。同じ地域に住む子どもが健やかに暮らせるよう、児童相談所や公的な機関などへ勇気を持って相談することも大切です。児童相談所全国共通ダイヤルは189(いち・はや・く)で、最寄りの児童相談所へつながるしくみです。地域の人からの一声が、子どもの窮地を救うこともあります。
おわりに
放置子は親からの愛情不足からか、構ってほしい・自分を見てもらいたいという欲求があります。どんな子どもでもたくさんの愛情に触れたいのは皆同じです。放置子を放置することなく、地域で協力し合い、助け合う環境の整備が望まれます。
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長男(小1 )・次男(年中)の二児を子育て中。総務・人事・経理などの事務職に従事し、産休・育休ののちに離職。その後フリーライターとして、出産育児・ビジネス・働き方関連・就職転職・地方創生など幅広いテーマを執筆しながら早4年目に突入しました。
男の子2人の育児に翻弄されつつも、我が子には「思いやりのある子・人の痛みのわかる子」になってほしいと願いながら慌ただしい毎日を過ごしています。
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