上の子と下の子は何歳の年齢差をあけようかと、それぞれご夫婦で話し合いになられたことがあると思います。一般的には2~3歳差と年齢の差が少ない兄弟・姉妹が多いといわれていますが、10歳近く年の離れた兄弟・姉妹はどうでしょうか。親の立場からみたメリット・デメリット、年の差兄弟・姉妹の関係性などについてみていきましょう。
兄弟・姉妹の年の差が少ない場合はどうか
さて、兄弟・姉妹の年齢差は一体何歳離れていると育てやすいのでしょうか?逆に兄弟・姉妹の年の差が少ない場合はどうでしょう。まずは、「年子、2歳差、3歳差」のそれぞれの場合におけるメリット・デメリットについてみていきたいと思います。
わが家に赤ちゃんが2人?年子の場合
まず年子の場合です。年子は赤ちゃんを2人育てているようなものですので、しばらくは大変です。2人のおむつ替えに2人の寝かしつけでママはてんてこまいかもしれません。さらに、入園・入学が毎年続くので、計画的な貯蓄が必要です。しかし、子育てが一気に終了するため、トータルの子育て期間は短くなるというメリットもあります。
入園・入学が重ならずにすむ2歳差
2歳差兄弟・姉妹のメリットとしては、やはりなんといっても幼稚園・小学校それ以降も入学や卒業の時期が重なることがないということにつきます。デメリットとしては、上の子がちょうど「魔の2歳児」と呼ばれる第一次反抗期であった場合、新生児の下の子とイヤイヤ期の上の子との板挟みで、ママが精神的に疲れてしまうということも考えられます。
受験期にはお互い励ましあえる3歳差
3歳差の兄弟・姉妹のメリットは、下の子が生まれた時に上の子が3歳を過ぎているため、個人差はあるものの赤ちゃん返りが比較的少なくすむ場合が多いということです。さらに成長してからも、受験期が同時にやってくることで2人で励ましあって勉強できるため、家庭の中で1人だけ孤独に勉強しているという疎外感を受けずにすみます。デメリットは、お金のかかる入園・入学の時期が兄弟・姉妹で重なってしまうため、年子以上に計画的に貯蓄が必要ということです。
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年が離れている兄弟・姉妹のメリット・デメリット
それでは、兄弟・姉妹の年が10歳近く離れている場合はどうでしょうか?年が近い兄弟・姉妹と比べて、メリット・デメリットがそれぞれどう変わってくるのか非常に興味深い点です。兄弟・姉妹げんかは?教育費は?など早速みていきましょう。
金銭的にも安定し、上の子に頼れるというメリット
年が離れている兄弟・姉妹のメリットとしては、まずなんといっても上の子が一番教育費がかかる時期に下の子はかからない場合が多いということです。例えば上の子が大学に進学した場合でも下の子はまだ小学校の低学年ぐらいです。そのため年齢が近い兄弟・姉妹よりも金銭的な負担は少ないといえることです。教育に必要なお金をためておける期間が長いこともポイントです。さらに、上の子が大きいので赤ちゃん返りもなく、赤ちゃんの面倒をみてもらうこともできます。兄弟・姉妹げんかも、年が近い場合と比べると格段に少なくすみます。
長い育児と、赤ちゃん初心者に戻るというデメリット
デメリットとして考えられることといえば、まずトータルの育児期間が長くなるので、自分たちの老後の資金をため始めるスタートが遅くなるということがあげられます。そして意外と見落としがちですが、ママが赤ちゃんの育児を忘れてしまっていることが多いということです。おっぱいのあげ方、おむつの替え方、お風呂の入れ方。10年近くたつとすっかり記憶が薄れ、まるで新米ママのように手間取ってしまう可能性も考えられます。
ママの体力がついていかないかも?
兄弟・姉妹の年の差が大きく離れていることで考えられる懸念点としては、ママの体力です。上の子の育児から10年近くたつとママも年を重ねている分、例えば赤ちゃんの夜泣きで起こされたり、走り回る幼児を追いかけたりということも、上の子の時以上にママの体の負担になることも考えられます。しかし、ママの体力がついていかなくても、子どもは待ってくれないのです。
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二人の男の子の母です。もともと野球ファンでしたが、今は息子の影響ですっかりサッカー狂になりました。
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