赤ちゃんが言葉を発するのには、個人差が大きく関係してきます。例えば、0歳児保育に通園している子どもはおしゃべりするのが早いです。ママやパパとの日頃の話しかけや外での刺激によって違いが出てくることもありますので、ここでは、あくまでも目安でご紹介していきます。では、赤ちゃんの言葉の発育と成長をみていきましょう。
赤ちゃんの言葉の発育は日々の生活の中から
赤ちゃんが、毎日、一日中聞いているのはママの声やママの言葉です。その日々の言葉の積み重ねが非常に大切なものになってきます。赤ちゃんは「あーあー」などの言葉しか発することができませんが、ママが積極的に話しかけてあげることで、赤ちゃんの言葉スイッチは発動しているのです。
生後2~4カ月ころ:クーイング期から始まるおしゃべり
クーイングとは、「あー」「うー」「くー」などと意味をなさない言葉を発します。でも、これにも本当は意味があるのです。声を発しているときの赤ちゃんの様子をみてみてください。そうです。すごくご機嫌なのです。どうでしょう?ご機嫌具合がわかりましたか?泣いてなにかを訴えていただけの、赤ちゃんでなくなっていることは確かです。
ママも今まで以上に話しかけてあげよう
赤ちゃんのクーイング期が始まったら、ママも今まで以上にたくさん話しかけてあげることを心がけてください。ママの言葉を聞いて、赤ちゃんは育ちます。ママとの対話の時間は、赤ちゃんにとってかけがえのないもので、うれしい体験のひとつなのです。これからどんどん言葉を覚えていく手助けとなることでしょう。ママが話しかけて「あー」とでも返ってきたら、それもまたうれしいですよね。
生後4~5カ月ころ:基準喃語(なんご)が話せる時期
言葉を話すのに非常に重要な基準喃語期に入ります。この頃から、子音+母音(基準喃語)の発声が少しずつできるようになってきます。対面して、たくさん話しかけてあげましょう。赤ちゃんもママの顔をみて、ニッコリしながら「あー」「うー」以外にも「ぶー」「ばー」となにかを訴えかけるように言葉を発してくることでしょう。この時期は、言葉の発達にとって一番大事なときとも言われています。
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目まぐるしく変化をみせる赤ちゃん言葉
さて、喃語を発するようになってからの赤ちゃんは、目まぐるしく変化をみせるようになります。ママとのおしゃべりが楽しいということに目覚めたのでしょうか。ママが、赤ちゃんに最初に話してほしいという言葉はなんですか?この頃にママたちの多くが「ぱぱ」と何度も教えているのではないでしょうか。
生後6~8カ月ころ:喃語がつながる時期
喃語がつながった言葉を発するようになります。「まんままんま」「ぶーぶーぶぶ」などが言えるようになってきます。この頃に赤ちゃんの食事は、母乳やミルクから離乳食へと変わります。離乳食を食べて、そしゃく(そしゃく)が増えるのに伴って、言葉を発する器官も成長します。赤ちゃんは、ママやパパとのコミュニケーションの中で言葉を覚えていくので、少し遅いかな・・・と感じたら絵本を読んであげたりしてみましょう。
生後9カ月ころ:ママのまねをするようになる
この頃から、赤ちゃんの名前を呼ぶと振り返ってみたり、「バイバイ」と手を振ったりできるようになります。「バイバイ」の言葉の意味は、まだ理解できていませんが、どういうときに使えばいいのか、なんとなくわかってきているようです。子音や撥音(はつおん)も出せるようになって、「わんわん」「にゃんにゃん」などの言語が言えるようになります。ひとつのことを覚えると、何度でも同じことを繰り返す時期でもあります。
生後10カ月~1歳:理解する時期
ママやパパが話していることをなんとなく理解している時期になります。赤ちゃんが発する言葉も喃語が少なくなり、「まんま」「まま」と意味を持った言葉を発するようになります。言葉の目的がわかってきているようですね。意味がわかってきたらコミュニケーションも取れるようになってきます。「ちょうだい」という言葉を投げかけると、おもちゃを渡してくれたりする時期です。
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