寝起きに泣く赤ちゃんへの対処法とは?
赤ちゃんが寝起きに泣く原因が分かっても、その対処法を立てておかないと、親自身が疲れてしまうこともありますよね。もちろん、赤ちゃんには、性格に個人差がありますので、有効な対処法も赤ちゃんによっては、異なる場合があります。ですが、さまざまな対処法を知っておくことによって、赤ちゃんも親も快適に過ごすことができるようになるでしょう。
おもちゃを与えたり散歩をしたりして気分転換
赤ちゃんが寝起きに泣いてしまった場合、おもちゃを与える、散歩などをすることによって落ち着きを取り戻してくれたという例もあります。赤ちゃんは好奇心が旺盛なので、泣いている状態でも興味のあるものを見つけると、うそのように泣きやみ、遊び始めることもあります。赤ちゃんが泣いているときは、新しい刺激を与えることで、不安や不快感からそらしてあげるのも有効な手段のひとつです。
おなかの中に近い音を聞かせて落ち着かせる
これは、生まれて間もない赤ちゃんに有効な対処法です。例えば、「テレビの砂嵐のザーという音」や「ビニール袋をくしゃくしゃにする音」などは、赤ちゃんが10カ月もの期間を過ごした、お母さんのおなかの中の音に近いため、安心感を覚えて、泣きやんでくれることもよくあります。また、赤ちゃんの耳を自分の胸に当てて、心音を聞かせるというのも、安心感を与えることができる方法です。
少しの刺激を与えて泣くことを忘れさせる
赤ちゃんに少しびっくりするような刺激を与えることで、泣くことを止めさせる方法もあります。赤ちゃんはびっくりすると、「今どういう状況なのか?」というのを確かめることに忙しくなり、泣くのを忘れてしまうことがあります。例えば
- サングラスをかけさせて視界を暗くさせてみる
- 赤ちゃんの耳の穴を指でふさいで、そのままこちょこちょとくすぐる
- 赤ちゃんの耳に息をフーッと吹きかけてみる
などで泣きやんだという成功例が見られるようです。サングラスなどで視界を変化させるという手段は、例えばスキーのゴーグルなどを使えば黒だけではなく黄色などに変えることもできるので、バリエーションが豊富で良いかもしれませんね。
おわりに
赤ちゃんが寝起きに泣くことは多いものですが、お父さんやお母さんの育児の負担は、可能な限り軽くしたいものですよね。もし赤ちゃんが寝起きに泣くのが続いているという方がいたら、上記にお話ししたような原因を知り、赤ちゃんに合った対処法を見つけ、実践してみてはいかがでしょうか?
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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