具体的な声掛けの仕方やタブー事項
語りかけ育児のルールはわかったけれど、いざやってみるとどう声をかければいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。ここでは、具体的にどのような声掛けをすればいいのか、どんな言葉が効果的なのか、また、やってはいけない語りかけの仕方についてご紹介します。
語りかけの基本は実況と反復。短い文を大きな声で。
簡単な語りかけの方法は実況と反復です。赤ちゃんが花を見ていたら「花だね」「きれいだね」、おむつを替えて「おしりが気持ちよくなったね」など、赤ちゃんの目線から周りの出来事を実況したり、赤ちゃん自身が発する喃語(なんご)をまねして言ってあげたりするだけでOK。「ブーブー」「わんわん」などの擬音語や、「ゆらゆら」「ぴかぴか」などの擬態語を取り入れるのも、赤ちゃんにも覚えやすく楽しい会話になってお勧めです。また、話しかけるときは長々と話し続けるのではなく、赤ちゃんにも分かりやすい短い文をゆっくりと少し高めの大きな声で話しかけるようにしましょう。
語りかけが難しければ絵本の読み聞かせもOK
まだそれほど反応のない赤ちゃんに語りかけ続けるのは難しいとか、もともと話すのが苦手だという人や、語りかけなきゃと気負ってしまって逆に言葉に詰まってしまうという人には絵本の読み聞かせがおすすめです。ママが選んだ本でも赤ちゃんが好きな本でもどんな絵本でもかまわないので、絵本の読み聞かせでコミュニケーションを取ってみてください。
やってはいけない語りかけの仕方
語りかけをする中で気を付けたいのは、質問したり、無理に言わせたりしないことです。「これはなに?」「どうするの?」というように大人側が会話をリードするような質問や「わんわんって言ってごらん?」というように赤ちゃんに何かを強制させるような語りかけはタブー。あくまでも語りかけの主体は赤ちゃんであることを忘れず、自発的な言葉を待つことが大切です。また、「違うよ」「ダメだよ」と言って赤ちゃんの言動を否定するのもよくありません。赤ちゃんの言っていることを認めながら正しい言葉を教えてあげるようにしましょう。
おわりに
いかがでしたか?「語りかけ育児」と言われると大変なことのように聞こえるかもしれませんが、それほど気負う必要はありません。日頃から声を掛けるだけで赤ちゃんにとてもいい効果があるというのですから、やってみて損はないですよね。ただし、早期教育ではありませんから、赤ちゃんに強制してしまわないように注意しましょう。
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小学生と2歳の息子二人に囲まれ、怒ったり笑ったりを繰り返しながら毎日賑やかに過ごしています。
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