子連れでの再婚は珍しいことではありませんが、再婚相手との妊娠はデリケートな出来事となり、幸せな家庭を築くことに困難がつきまとうものです。芸能界では土屋アンナさんや広末涼子さんが子連れで離婚したうえにできちゃった再婚を経験しており、その波乱万丈なことにハッとさせられます。再婚後の妊娠にあたって気をつけたいポイントを押さえておきましょう。
幸せなステップファミリーに必要な心得
子持ちで離婚歴がある人が再婚して築いた家庭を「ステップファミリー」、再婚後の夫婦の間の赤ちゃんを「セメントベビー」と呼ぶことがあります。再婚と出産の成功には相応の努力が必要ですが、うまくいけば新しい赤ちゃんはセメントのように家族の絆を固めてくれます。
それぞれの子どもに対し、愛情の向け方に注意
再婚後の妊娠は、自分の愛情が連れ子と新しい赤ちゃんとで差ができないか?と不安を持ちやすいでしょう。そしてそれこそが気をつけるべき最大のポイントです。失敗してしまうステップファミリーは、家族の誰かの気持ちをどこか軽視しているなどのゆがみがあるものです。家族全員がそれぞれを思いやれる気持ちがあればクリアできるはずです。
新しいパートナーとの赤ちゃんに浮かれない
新しいパートナーと二人の血が流れる子が生まれるという喜びがある人もいるかもしれませんが、このような家庭を築いたからにはその思いは封じるべきです。軽はずみな発言は必ず子どもを傷つけてしまいます。ステップファミリーに新しく赤ちゃんが生まれると「連れ子がかわいそう」と感じる人が多いですが、なぜなのかを冷静に考えてみてはいかがでしょうか。
再婚したら子どもは作らないという選択肢も
連れ子にも生まれた子にも同じ愛情を注ぐつもりでも、実際産まれてみると子どもによって態度が変わってしまうということは少なからずあるようです。特に夫婦のどちらかにそれまで子どもがなく、初めて自分の子どもを持つ場合は無意識に態度が変わってしまうかもしれません。それを恐れるならば、再婚する前に「子どもは作らない」と決め覚悟しておく必要もあります。
合わせて読みたい
子どもの立場に立って気持ちを考える
親になったとはいえ、男や女をやめるわけではないので恋に落ちることもあれば、生活の苦しさにくじけたりすることも・・・。そして、子どもにはやっぱりパパが必要と感じることもあるでしょう。しかしどんな事情があろうと、親なのですから冷静になって子どもの立場でその気持ちを考えなければなりません。まだ幼い子どもにとっては、親が世界の全てなのですから。
再婚や出産は子どもが小さいうちほどベター
再婚や出産で家族が変わったり増えたりという出来事は、連れ子が小さいほど成功する傾向があります。まだ物心がつかず、血のつながりより長い間一緒にいてかわいがってくれる人になつくことが多いからです。それでも幼児になれば新しい赤ちゃんに対し嫉妬や競争心も生まれます。そんなときはきちんと話をし、積極的にほめ、スキンシップを取るようにしましょう。
子どもが小・中学生の期間はなるべく避ける
子どもが多感になる小学校高学年から中学生の期間は、普通の家庭ですら反抗心が出てくる時期です。中学生になると特に親の生別に対する意識も強くなります。環境が大きく変わることで自分には居場所がないと感じてしまうことも多いため要注意です。高校生以上になれば親の再出発を受け入れて応援してくれる子も多くなるので、可能ならそのときを待つ方がよいでしょう。
子どもとも話し合い、しっかり居場所を確保する
妊娠を計画する場合、夫婦だけで全てを決めてしまわず、子どもともしっかり話をしましょう。多感な時期なら特によく話し合うことが必要です。もし子どもが嫌がるならばその気持ちを受け入れ、尊重する必要があります。子どもが一人になりたくなったときに落ち着いて過ごせるプライベートな部屋や空間も用意してあげましょう。
合わせて読みたい
仕事もしながら3歳の娘の育児を頑張る高齢ママです。
この記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。