宿題代行サービスに賛成?反対?
宿題代行サービスについては、世間の賛否は大きくわかれています。どちらにも自分なりの言い分があり、必ずしもどちらが正しいとは言えない難しい問題なのです。あなたは賛成ですか?反対ですか?それぞれの意見を考察してみましょう。
宿題代行サービスへの賛成意見とは
宿題代行サービスを利用したことがある人、もしくは利用はしていないけど賛成だという人の意見としては、「塾や運動など、宿題よりも優先させたいことがある」「仕事があり、子どもの宿題を見てあげる時間が取れない」「家族旅行に行くため宿題をする時間がない」などがあります。宿題をしないことが正しいと思っているわけではなく、優先順位や家庭の事情があるなら、サービスを利用するのもひとつの手段だと考えている印象です。
宿題代行サービスへの反対意見について
宿題代行サービスへの反対意見として圧倒的に多いのは、「自分でやらないなら宿題の意味がない」というものです。子どもたちの将来のために用意されている宿題ですから、他人から買って体裁だけ整えても何の意味もない、というごもっともな意見です。また、「嫌なことをやるのも勉強のうち」「お金で物事を解決することや手抜きすることを子どもが覚えると、大人になったときが心配」という意見も目立ちます。
宿題代行サービス、賛否の割合とは
宿題代行サービスの賛成意見も反対意見もそれぞれ言い分があるようです。どちらもそれなりに説得力はありますが、宿題代行サービスに対する賛否の割合は実際のところどの程度なのでしょうか?某新聞社が実施した「宿題は本人がやるべきか」というアンケートによると、YESが80%以上という結果が出ています。事情や優先したいことはあるでしょうが、やはり宿題は自分でやるべきだと考えている人が圧倒的に多いということがうかがえます。子どものためを思えば、当然の結果かもしれませんね。
おわりに
宿題代行サービスに限らず、さまざまな代行サービスが登場しているのは、時代の流れかもしれません。適材適所と言えば聞こえはいいですが、それは本当に他人に任せていいのか、自分でやることに意味があるのではないかと言うことを、サービスを利用する前にはしっかりと考えたいものですね。
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福祉系大学で心理学を専攻。卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんやその家族に対するカウンセリングやソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。《精神保健福祉士・社会福祉士》
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