シュタイナー教育を家庭で実践してみよう
シュタイナー教育を家庭に取り入れる場合、絶対にテレビを見せない、必ずオーガニック食品を使うといった極端なことが言われる場合もありますが、実際はそれほど難しいことではありませんよ。
シンプルなおもちゃで想像力を育む
シュタイナー教育では、生まれてから7歳までにどのような遊びをしていたかが、その人の人生に大きな意味を持つとされています。そこで子どもにはできるだけ木製のおもちゃなど、シンプルで単純なおもちゃがおすすめです。
例えば人形の場合、本物そっくりに作られたものよりも目や鼻が点で描かれているようなものが理想的です。リアルで完成されたものでなく、子どもの想像力や子どもが自分で物語を考えられるように、これは何だろう?本当はどんな形だったかな?想像する余地があるものを選びましょう。
よく体を動かして遊び健康なからだを作る
テレビやゲームで感情を押し付けられたり、勉強などをして頭を使ったりするのではなく、手足をたくさん使って遊ぶことを大切にしましょう。
からだを動かすことで骨や筋肉、内臓が発達します。それ以外にも自分のからだが自分の思いどおりに動かせるという成功体験から、今度はこうしてみよう、ああやったらどうなるだろう、という意思や想像力が育まれていきます。
子どもが安心して過ごせる場所を作る
シュタイナー教育では、小さな子どもは何でも新しい知識を吸収して学び取ってしまうからこそ、あまり刺激を与えすぎない方がよいと考えられています。そこで、子どもが安心できる環境でゆっくり過ごせる場所があるのが理想です。例えば、ピンク色のカーテンに木製の家具やおもちゃのある温かみのある空間を作るのがおすすめですよ。
一方、大人は子どもに気を使いすぎずおおらかに接することも重要と言われています。ママはいつも子どもにはり付いてめいっぱい一緒に遊ぶ必要はありませんし、必要なことがあれば叱っても構いません。
おわりに
シュタイナー教育を取り入れている幼稚園は人気の傾向がありますが、子どもの時期しかできない経験がめいっぱいできる点が魅力的です。こだわりすぎはよくありませんが、シュタイナー流の子育てを家庭に少し取り入れてみるのもよいですね。
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30代後半のママライターで夫、5歳娘、3歳娘、2歳息子の5人家族です。セットメーカーで技術者として10年ほど勤務していましたが、出産と夫の転勤が重なり退職。実家から遠く離れた土地で生活しています。子育てのポリシーは毎日が面白ネタです。大変なこともありますが、日々ボケと突っ込みで乗り切っています。また、できるだけ家族が揃う時間が作ってコミュニケーションを大切にしています。よろしくお願いします!
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