習い事はスキルを与えてくれたり、学校以外の人間づきあいの場を提供してくれたりと、子どもにとって大切な機会となります。
しかし、その習い事のプロになる、仕事にするというわけではない場合は、どこかのタイミングで辞めることも考えなくてはいけませんよね。
ここでは、子どもの習い事の辞めるタイミングの一例を紹介していきます。
親子で目標を設定して習い事を辞める
習い事は子どものためにしていることが大前提です。親が満足するまで続けるのではなく、「今辞めて子どもが後悔しないか」ということを基準に辞めるタイミングを考えましょう。
目標を設定して「達成感」を味わってから辞めるのも良いタイミングです。
昇級や発表会などを目標にして決断
習い事によっては、昇級や発表会があります。それらを目標に設定して、達成できたら辞めると親子で決めておくと、親子共にやりきった達成感をもって、後悔なく習い事が辞めることができます。
書写やそろばん、水泳など級や段が設定されている習い事は目標が立てやすいですね。
また、バレエやピアノなら6年生の発表会を最後にするなどの区切りがつきやすいです。発表会は学年を区切りにするだけでなく、バレエであれば「ポワントで舞台に立った」「バリエーションを踊った」などの目標も立てられます。
達成感を得ることができるのがメリット
もともとその習い事に前向きではない子が目標を達成するには、その過程で「辞めたい」と思うほどの努力も必要になるかもしれません。
でも、ここを超えればゴールだと思うと踏ん張れる力が出てくることも。ゴールがないままいやいや習い事を続けるよりも達成感も味わえますし、子どもにとっても自信につながります。
また、前向きな子であれば目標をクリアすることで「もっとやりたい」という気持ちが芽生えることも。そういった場合は、親子で話し合って次の目標を設定してあげられるといいですね。
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進学や進級などを理由に習い事を辞める
習い事を辞める理由の中でもよくあるのが進学だと思います。幼稚園から小学校、小学校から中学校と進学すると、生活のリズムや子どもの興味ががらりと変わるためです。
また、親子ともに辞めるか続けるかを話し合いやすいタイミングでもあります。
中学校への進学を理由に辞める子が多い
中学生になると下校時間が遅くなり、勉強の量や質が変わります。そして、なにより部活動が始まります。そんな中、小学生時代と同じ習い事を続けるのが難しくなる子も少なくありません。
また、年齢が上がることで興味の対象が変わるので、習い事よりもやってみたいこと、熱中したいことが見つかる場合も。他にやってみたいことや勉強、部活をがんばりたいというタイミングなら、子どものステップアップとして、後悔なく習い事が辞められそうです。
中学受験をするために辞める決断も
中学校の進学より以前、小学校4年生以降の中学受験のタイミングで習い事を辞める子もいます。特に5年生以降では、通塾の日が増えるので、習い事も並行して続けるのが難しくなります。
しかし、この場合は子どもが中学受験をすること、そのためには習い事を辞めなくてはいけないことに納得していないと「本当は辞めたくなかった」と後悔してしまうかも。中学受験をすると決めたら、習い事をどうするか親子でしっかりと話し合いをしておきましょう。
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元IT系企業勤務。現在はフリーランスのデザイナーである夫の会社でWebサイトの構築、運営やライティングをしています。ゆる受験で私立中高一貫校に通う長女、ガチお受験で私立小学校に通う次女、そして幼稚園に入園する三女の三姉妹のお母さんもしています。
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